研究紀要43号 学校経営改善に関する研究 学校経営評価に関する研究U (第2・3年次) - 028/049page

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W 学校経営評価試案についての調査と考察

 経営評価試案の作成が当研究の最終的なねらいであるが,それに続いて,当評価試案が現場の各学校が活用し,利用するのにふさわしい評価票であるかどうかを,実証し,検証する過程が必要となる。
 当研究においては,県下各地から抽出した協力校の当評価試案による経営評価実施後のアンケート調査をもとに,評価票としての実用性,妥当性をさぐろうとした。

1 調査のねらい

 調査のねらい,方法については,表20の調査票を紹介し,その中で説明を兼ねることとする。

表20 学校経営評価試案についての調査票

学校経営評価試案についての調査票

福島県教育センター

1.調査のねらい
 学校経営改善をめざして作成した「学校経営評価票」(試案)が,十分に使用に耐える実用性,妥当性のある評価票であるかどうかを,評価主体者である研究協力校の職員の意識の所在によってはかろうとする。

2.調査対象
 研究協力校11校の職員

3.調査の実施時期
 「経営改善考察資料表」による経営改善のための検討終了後

4.調査問題の構成

調査のねらい
調査の内容
予  想
番号
1.学校経営評価を実施してみての経営参加意識の傾向をとらえる。 ○経営評価は,学校の実態をとらえる機会になり得たか。
○自分の意見を反映させる機会であったか。
・学校の実態をとらえるよい機会としたであろう。
・職員の意見が反映されたであろう。
問1
2.経営評価票による経営評価の方法についての職員の意識をとらえる。 ○経営評価票による経営評価は適切な評価方法であるか。
○反省会程度の経営評価でもよいか。
・学校経営評価票による経営評価が適切な評価方法であろう。
問2
3.経営改善考察資料表に表れた経営評価の結果は,学校の実態に即応しているかどうかをとらえる。 ○プロフィールの内容と,現実の学校の実態とは照応しているか。
○改善点の指摘は,実態と即応しているか。
・実態との大きなズレはないであろう。
・改善点の指摘は適切であろう。
問3
−1
−2
4.学校経営評票が使いやすいものとして各学校の職員に受けとめられているかどうかをとらえる。 ○評価領域の数は多すぎないか。
○評価観点の表現は,わかりやすいか。
○この評価票を,今後も使ってよいか。
・適切とするものが多いであろう。
・個々には意見があろう。
問4
−1
−2
−3
5.自由記述により,学校経営評価及び,評価票への意識をとらえる。 ○経営評価についての感想・意見
○経営評価票についての感想・意見
・経営評価及び評価票が経営改善して役立つとする意見が多いであろう。
問5

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