研究紀要第49号 「登校拒否タイプ別治療方法の研究」 -037/038page
担 当 者 横 内 直 典 小 川 兼太郎 佐 藤 晃 暢 五十嵐 昭 義 鴫 原 弥 渡 辺 憲 一
主 な 参 考 文 献 ○小 泉 英 二 「登校拒否」・「続登校拒否」 学事出版 ○内 山 喜久雄 「問題児臨床心理学」 金子書房 ○小 泉 英 二 「学校教育相談」 学事出版 ○高 野 清 純 「遊戯療法の理論と技術」 日本文化科学社 ○若 林 慎一郎 「登校拒否症」 医歯薬出版 ○佐治 守夫・他 「現代のエスプリ一 登校拒否」 至文堂 ○神 保 信 一 「学校相談心理学の展開」 金子書房 ○内 山 喜久雄 「行動療法の理論と技術」 日本文化科学社 ○筒井 未春・他 「不定愁訴」 医学図書 ○金久 卓也・他 「コーネル・メデカル・インデックス」 三京房 ○安藤 公平・他 「心理検査の理論と実際」 駿河台出版社 ○杉 田 峰 康 「交流分析と心身症」 医歯薬出版 ○原 野 広太郎 「教育指導の心理」 金子書房 ○佐々木雄二・他 「自律訓練法と心身症」 医歯薬出版
テーマ 登校拒否タイプ別治療方法の研究
登校拒否は,形成要因・形成過程,子供の発達段階などにより,その症状はさまぎまで,ケースにより指導方針,指導段階,指導方法なども異なる。したがって,それぞれのタイプに応じたものでなければ指導(治療)効果は期待できないものである。
今回は,県北管内における小中・高等学校の悉皆(しっかい)調査をもとに,登校拒否の出現率の実態に考察を加え,それにもとづく県下の出現率を推測してみた。さらに,当教育センターヘ来所した登校拒否のケースを過去3年にわたりタイプ別に分類を試みながら,発症タイプとして多くみられる事例をとりあげ,テスト・バッテリーの組み方や,指導方針,指導(治療)方法等を研究したものである。