研究紀要第50号 「学校経営改善に関する研究 第2年次」 -051/071page

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「教育課程に関する調査」

1 調査のねらい

県内中学校における教育課程経営についての実態を把握し,本研究に関する実証的追究の基礎的な資料を得るとともに,新教育課程実施1年の現状や実践上の諸問題を明らかにし、その改善・充実に資する。

2 調査対象
(1)学校用
  ・研究協力校 14校
  ・調査依頼校 22校
          計36校
        (県内247校中15%抽出)
(2)教師用
  ・研究協力校14校の教員(校長・教頭・養護教諭主事を除く)
(3)生徒用
  ・研究協力校14校の生徒(第3学年抽出1学級)

3 調査時期
  昭和57年6月〜7月

4 設問のねらいと内容

(1)学校用

項目 調査のねらい 調査の内容 研究との関連
(◎印)
教育課程の編成 教育目標 教育目標が年度の学校の教育課題をどのようにとらえ,実践の指標として,各指導計画に反映され,教師の日常活動に生きているかをさぐる。
1 教育目標の吟昧
2 教育目標の内容(価値)分析
3 教育目標と学年学級目標,教科・領域の目標との関連
4 教育目標と教師の実践(意識と活動)
5 教育目標と実態把握
教育目標と教育課程の関連(指導計画実践との結びつき)
教育課程の編成 本研究の視点の一つである「経営参加」という点から教育課程の編成過程の実態をさぐり,組織的・計画的推進とそれをめぐる諸問題を明らかにする。
6 教育課程編成の基本方針と教育課程の基準の改善のねらいとの関連
7 教育課程編成の組織体制の碑立と組織的活動の推進
8 教育課程の編成計画の検討と本年度教育課程編成の反省
全職員参加による組織的編成と計画的編成作業の推進
教育課程の実施 指導計画の活用 自校の教育課程を完全に実施していくための基盤となる年間指導計画の整備状況,特に広地域カリキュラムの自校化の質的吟味をする。また,週指導計画の実態についてさぐる。
1 年間指導計画の整備状況(広地域カリキュラムの自校化の状況)と活用の実際
2 週指導計画の記載と授業や計画改善への活用の実際
学校の独自性を重視した指導計画の作成と実践への活用
新教育課程の趣旨の実現 新教育課程の基準の改善に示された趣旨の「ゆとりあるしかも充実した学校生活」と「人間性豊かな生徒の育成」という視点から,実施1年の実状と問題点をさぐる。
3 「ゆとりあるしかも充実した学校生活」実現のための努力点,「創意を生かした教育活動」の実施状況と問題点,「人間性豊かな生徒の育成」への配慮
教育目標・重点目標との関連
実態に即した活動と趣旨の実現
校内研修・学年経営 教育課程の実施を支える校内研修についての中学校の実態を把握する。
教育課程の実施と学年経営との関連の実情をさぐる。
4 校内研修の実施状況と推進上の諸問題
5 教育課程の実施と学年経営の関連
教育課程の実施と研修のかかわり
学校経営の一環としての学年経営
授業実際 新教育課程の実施にともない,実際の授業がどのように変わっているか。また改善をめざして努めているかをつかむとともに,選択教科・道徳教育・特別活の実施の状況や傾向を把握する。
6 選択教科の実施状況と問題点
7 基礎的・基本的事項の精選と授業の実際
8 道徳教育の計画と実践のかかわり
9 特別活動の実施に関する質的吟味
選択教科の趣旨と運営の実際
新教育課程の趣旨の実現
計画と実践の関連性


教育目標達
1 教育目標達成の評価(測定)の実施及び意義
教育目標達成の評価(測定)と


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