研究紀要第52号 「教育課程の実施に関する研究」 -056/090page

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   LOGOFF コマンド

以上のようにTSS端末の利用者は,プログラム言語が異なる場合[2],[3],[4]のコマンドをそれぞれの言語に対応して入力すればよく,TSSに関するコマンドは,ほとんど同様に使用することができる。

プログラムの入力,修正,実行,結果出力の一連の処理の流れは共通性があり,容易に実習を行うことができる。

7.TSSと自動製図

各産業分野でコンピュータによる自動製図,自動設計が多方面で利用されている。

当センターでも情報処理教育の一環として,自動製図機による生徒実習,教員研修を行っている。

特に生徒実習では,電子計算機に関する深い知識を必要とせず,短時間の講義でプログラミングが可能であり,また,処理結果が図形や文字で出力されることも一因なのか,理解も早く興味を持って取り組んでおり,低学年における情報処理教育の動機づけの一つとして,効果をあげている。

(1) 自動製図システムの構成
自動製図システムの構成

(2) プログラム言語

[1] FORTRAN言語

[2] 図形処理用サブルーチンライブラリー

(武藤工業提供)
ア.DAP−1
イ.DAP−2
ウ.DAP−KANJI
エ.DAP−SMOOTH
オ.DAP−VIEW
これらのサブルーチンライブラリーを使用するには,FORTRAN言語文法に従い,ソースプログラムの内に組み込み,処理しながら適時その結果の数値情報を用いて,サブルーチンをCALLする形で作図プログラムを組む。

[3] DAP−1サブルーチンの使用例

CALL LINE1(XS,YS,XF,YF)
機能:指定した2点を直線で結ぶ。
  XS,YS 始点のX,Y座標  〔R〕
  XF,YF 終点のX,Y座標  〔R〕
指定した2点を直線で結ぶ

〔例〕 CALL LINE1(50.,90.,140.,30.,)
      始点 P 1 (50.,90.)
      終点 P 2 (140.,30.)
 CALL LINE1(50.,90.,140.,30.,)の機能


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