研究紀要第52号 「教育課程の実施に関する研究」 -087/090page

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(2) 実践の手立て

生徒指導の方針
非行防止にまさる開発的生徒指導をめざした実践をすすめる。
共通理解を深め,同一歩調で進める生徒指導をめざした実践をすすめる。
生徒指導の努力目標・努力事項
生徒理解を深め,信頼を寄せ合える人間関係を醸成し,一人一人の自已実現をはかる。
観察とともに調査・検査を実施し,総合的な生徒理解を深める。
役割体験を多様にさせ,集団としての成熟を促し,一人一人の自主的,自律的な実践力を育てる。
適時性をふまえた教育相談を実施し,生徒の自己実現を促す適切な援助・指導を徹底する。
非行生徒を出さないための学校内外の日常生活指導を徹底する。
関係を表す線
学年別指導の重点
1年 基本的な生活のきまりや態度・習慣を身につけ,責任ある行動を通し,よりよい中学校生活を送る基盤をつくる。
自己の個性や能力を正しく理解させ,自己をより高めようとする態度を養う。
2年 中堅学年としての自覚をもち,学校生活を充実させ,いきいきとした集団生活の実現につとめる。
個性的・自律的生活態度を助長し,自ら悩みや問題の解決をはかる能力を高める
3年 最上級生としての自覚を高め,積極的に諸活動へ参加し,率先してよりよい樹立につとめる。
社会生活に適応できる基本的な生活態度を身につけ,自己の能力・適性を的確に把握し,適切な進路の選択ができる能力の伸長をはかる。
領域別指導の重点
各教科 基本的な学習のしかたを訓練し,自主的に学習にとりくむ態度を育てる。
学習準備物を完全にし,学習の中で効果的に活用するくふうをさせる。
学力の実態を的確にとらえ,学業不振生徒への指導に留意し,学ぶよろこびを体得させるようにつとめる。
小集団活動をとり入れ,学習意欲を高め,協力学習が行われるようにつとめる。
道徳 生徒と教師・生徒相互の信頼し合えるよい人間関係を育てながら指導をすすめる。
日常生活の基本的行動様式と豊かな情操を身につけさせる。
自分の生き方について深く考えさせ,実践する力が身につくように指導していく。
特活 役割体験を多様にさせ,生徒一人一人が持つ独自性・主体性を十分に伸ばす。
集団活動を通して集団としての成熟を促すとともに,協力してより望ましい実践的な態度を育てる。
クラブ活動を通して教師と生徒および生徒相互の人間関係を深める。
自己の特性を的確に把握し,自己開発につとめる態度と実践力を育てる。
健康安全に対する意識を高め,事故の防止につとめる態度を育てる。
創意を生かした教
育活動・部活動
生徒会各委員会の活動と自主的活動を軸にして,週の実践目標の具体化をはかり,学年・学級に応じたとりくみをさせる。
身のまわりの整理・整とんや節度のある生活ができる態度と技能を身につけさせる。
部活動を通して,共通の興味・関心を追求する中で個性の伸長をはかる。
真の自分の判断に基づき自主的・自律的な実践力を育てる。


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