研究紀要第58号 「教育課程の実施に関する研究」 -075/076page
テーマ:「診断と治療」を取り入れた作文指導
作文指導の指導過程の中で,いつ,どこで,どのように個をとらえ, それに応じた指導をどのように行えばよいか,すなわち「作文指導にお ける診断と治療」について,その具体的な手順・方法のいくつかの事例 をあげながら,考察を加えたものである。
主な内容は,次のとおりである。
○ 作文指導における診断と治療の意義
○ 作文指導における診断と治療の理論
○ 作文指導における診断と治療の方法
○ 診断と治療を取り入れた作文指導の実際
テーマ:器械運動における小・中・高等学校の一貫性の構造化と指導の在り方
現行の学習指導要領で特徴的なことは,生涯スポーツを見通し,目標 を小・中・高等学校の一貫性のうえにたって,各学校段階で果たすべき 役割を総括的に示し,体育・保健体育の学習指導の方向づけをしたこと である。この目標に応じた学習指導を展開するために,本研究では,器 械運動の領域について,小・中・高等学校の学習指導要領並びに指導書 及び解説書に基づき,技能内容の小・中・高等学校の一貫性の構造を明 らかにするとともに,その学習指導と評価についてまとめたものである。