過程 |
学習活動 |
指導上の留意点 |
課題把握 |
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1.単元の始めにあたるため,小学校時の既学習事項を十分想起させ,十分なレデネスの統一を図っておく。
2.「電気はこわいもの,むずかしいもの」という先入観をくだき,日常生活に多く用いられている大切なものであることを,自然に認識させるように進める。
3.小学校時においては,豆電球の明るさをもとに,電流の大きさを比較したことを想起させ,豆電球を用いなかったらどうするか,と課題を提示する。
4.簡易電流計の演示実験を見せながら,今後学習する小単元の内容全体について軽くふれ,見通しをもたせる。 |
仮説の設定 |
5.フィルムケース・木片なとの準備品は前日に話しておく。
6.電流計のつくり方について,簡単に説明しながら,「このくらいなら,みんなも作れるだろう。」と意欲を高めておく。
7.コイルの作り方,コイル軸支持柱の作り方など,生徒と話し合いながら,そっと知らせてやる。
8.グループ編成による共同作業とするが,一人一台の,どちらかの電流計を作るように指示する。
9.抵抗の大きい生徒にも,「途中で教えてやるから。」と知らせ,まず,製作にとりかからせる。できるだけ創意工夫させる。 |
製作
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実験 |
10 コイル軸受けのU字型銅板,筒型銅板は教師が準備しておく。
11女子など,抵抗の大きい生徒には,ちょっと作って見せ,作業のきっかけを作りながら指導する。また,進行の速い生徒には,遅い生徒に手伝わせ,協力させる。
12 単1乾電池1ケと豆電球2〜3個を用い,それぞれの回路について電流を調べさせる。このとき,こわれることはまずない。
13 上手・下手よりも,創作の喜びを味わわせることに力点をおく。 |
まとめ |
14 電流計は電磁石の磁力の大きさにより動く,その大きさをもとに計るものであること,回路に直列に入れて測定するものであることを,生徒の作品を用いながら説明する。
15 電気も,電流の流れから追求すれば,決して「わからないもの,こわいもの」でないことを実感としてとらえさせ,今後の学習への意欲をもたせる。 |