研究紀要第69号 「『関心・態度』の評価に関する研究 III」 -044/058page

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[1] 検証授業の指導計画

○本時の目標
・個々の能力に応じて新しい技ができるようにする。

○指導過程

段階 学習内容 時間 教師の指導 生徒の活動 形態 指導上の留意点
課題把握 1.集合,整列
 あいさつ
8 1.整列させ健康や服装の状態を観察してあいさつをさせる。 1.体育委員の指示による。 一斉
2.準備運動
・徒手体操
・柔軟運動
2.不足している内容がないかどうか巡視して指示する。 2.班ごとに行う。 ○班長の指示で自主的に行わせる。
3.本時の学習目標の確認

連続技に組み入れる新しい技ができるようにしよう
3.集合させて本時の学習内容を指示し,各自の学習目標を確認させる。 3.学習カードによって前時までの学習内容を想起し,自分の学習目標をつかむ。

・前時で練習した連続技を確認する。
・チェック・カードにより.もう少しでできそうな技を確認する。
・できそうな技のうち,連続技に組み入れたい技を決める。
○チェック・カードの△印の種目のうち,本時に練習したい技に○印をつけさせ,本時の学習カードに転記させる。

評価 1
課題追求 4.新しい技の練習 35 4.練習を指示し,巡視して指導する。 4.自分の練習する技を確認しながら練習する。 ○班長の指示で班ごとに練習させる
(1)能カに合った技の確認 (15) (1)個々の生徒が選んだ技が各自の能力に合っているかについて巡視しながら確認してやる。 (1)ペアになっている者や班員は,各自の能力に合った技を選んで練習しているかどうか相互評価し合う。 ペア ○技の数や種類などもお互いに確認させ,常に変化のある連続技を構成することを意識させて練習させるようにする。
評価 2
(2)新しい技の練習 (20) (2)練習を指示する。

○練習している技が各自の能力で克服可能であり,連続技に組み入れることが可能かについて巡視して指導する。

○行しい技が身についた生徒には,連続技と関連づけて練習するよう指示する。
(2)(1)で練習した技のうち,連続技に組み入れたい技の練習をする。


新しい技を身につけたら,連続技と関連づけて練習する。

〔生徒が練習するであろう種目名〕
能力が高い生徒

・頭はね起き ・首はね起き
・前方倒立回転とび など
能力が中位の生徒

・倒立前転 ・腕立て側転
・伸膝後転など
能力が低い生徒

・片手着手前転足交叉立ち
・後転 垂直ジャンプ半回側
・開脚前転 など


ペア


○互いに評価し合ったり,補助し合って協力的に練習させる。

評価 3

○難度の高い技はマットだけでなくセーフティマットを使用させたり,必ず補助しあうようにさせる。

○難度の低い技は床の上でも練習させる。

○ある程度できるようになった技はよくできている技と組み合わせて練習させる。
整理・発展 5.整理運動 7 5.整理運動を指示する。 5.班長の指示で行う。 ○軽い脱力運動をさせる。
6.本時の反省 6.本時の学習への取り組みについて自己評価させる。
また,評価結果について挙手させて到達度を確認する。
6.本時の学習への取り組みについて,学習カードに自己評価するとともに,感想を書く。

自己評価の結果について,意思表示をする。
一斉 ○自己評価とともに,班員の学習への取り組みの意識を高めるために,特に努力して練習した生徒についても学習カードに記入させるようにする。
評価 4
7.次時の学習課題の確認 7.次時の予告をし,連続技を構成してくるよう指示する。 7.学習の進め方を見て,次時の学習内容と自己の課題を確認する。 ○技の要領や連続のためのポイントを確認してくるようにさせる。
8.あいさつ
解散
8.健康状態を観察し,あいさつをさせる。 8.体青委員の指示によってあいさつをし,器具を片づける。 ○休育委員に学習カードを回収させるようにする。


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