研究紀要第78号 「学校の経営過程における現職研修のあり方に関する研究 第3年次」 -008/135page
研究のすすめ方 研 究 の 具 体 策 と 配 慮 事 項 □ 研究課題を限定する。
○ 研究課題相互の関連を考え,分析統合した結果をもとに共通する部分を集約し,研究課題が一つに限定するように努める。3.限定された研究課題をもとに研究主題を設定する。 □自校の実態を考え次の点から研究主題を構想する。
・ 到達の姿(児童生徒像)
・ 内容・方法
・ 組 織
・ 期 間 等
□ 限定された研究課題の到達点を具体的にイメージ化して,予想 される困難点にでき得る限り対処できるような具体的な方策を想定して研究主題を設定する。
口 研究主題名は,研究の意図が十分表現されるように簡明適切にする。
○ 目的,内容,方法がわかる表現にする。
□ 研究主題設定の経過を確認し,共通理解を図る。
○ モラールを高めていくためには,これまでの経過をふりかえりながらすすめることが大事である。
□ 主題研究の推進に個人研究を関連づけることも考慮する。
○ 主題研究の全体的な見通しに位置づけて,個人研究が直接的にあるいは間接的に有効に機能していくようにする。
(その他は,校内研究ハンドブック参照)
※上記1,2の手順・内容をまとめると次のようになる。
児童生徒の改善点
教師の改善点 |
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改善点をカードに書く
改善点を整理する |
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・学級での改善点
・学級努力点
・ 伸長させたいこと
・ 児童生徒のニーズ
学年でまとめる
(KJ法等を利用して)
・学習指導
・生徒指導
・学級経営
・教師一人ひとりの研究
課題の整理
・教師のニーズ| |
児童生徒の課題
教 師 の 課 題 | |
学 校 の 研 究 課 題 |
共 通 理 解 |
研 究 課 題 の 限 定 |
研 究 主 題 の 設 定