研究紀要第78号 「学校の経営過程における現職研修のあり方に関する研究 第3年次」 -007/135page

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研究のすすめ方 研 究 の 具 体 策 と 配 慮 事 項


(2)児童生徒の書いたカー ドの内容を学年(学級)としてまとめる。
○カードの様式は,KJ法※等で分類ができるようにする。
ロカードの内容をもとにして,学級での改善点,努力点,一層伸長させたいこと等を集約し,学年(学級)としての間題点をまとめる。
○ 児童生徒のニーズが生かされ,簡明にまとめられるように,KJ法等の手法を有効に用いるよう配慮する。
2.日常の教育実践の改善点を明確にする
(1)教師個人が,学級経営学習指導,生徒指導等の問題点を明確にする。
(2)教師一人ひとりのニーズを明確にする。
□日常の学級経営,生徒指導,学習指導等の問題点を明確にする
○ これまでの校内研究で残された課題を吟味し,問題点を一層深くとらえるようにする。

ロ次のような観点からニーズを明確にする。
・教師個人としての研究課題
・校内研究課題に対する要望
・これからの教育のあり方
3.上記1、2の児童生徒や 教師の改善点を生かして学 校の研究課題を集約する。 □児童生徒や教師の問題点やニーズを生かして学校の研究課題をいくつかに集約する。
○ 集約するために次のような手続きをふむ。
1 資料をつくる。
2 全休研究協議会でいくっかの研究課題についての共通理解を図る。


2 研究課題を生かして共通理解を図りながら研究主題を設定するにはどうすればよいか。
研究のすすめ方 研 究 の 具 体 策 と 配 慮 事 項
1.研究課題の共通理解を図る 口 集約された研究課題の内容について十分に話し合う。
○ 前年度に残された研究課題の再確認,校内研究の条件,児童生徒・学校実態,児童生徒・教師のニーズ,研究課題の順序性,共通理解の図りやすさ,研究問題の今日性等を考慮して話し合いを十分に深め研究課題を一つに限定するように努める。
2,児童生徒や教師のニーズを生かして研究課題を限定する。 □研究課題を検討する。
○ 共通理解にたって,必要性や重要性を比較検討して研究課題の重みづけを話し合う。
□ 研究課題の順序性を考える。
○ 達成可能かを考慮して順序性を見通すようにする。

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