研究紀要第78号 「学校の経営過程における現職研修のあり方に関する研究 第3年次」 -010/135page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

研究のすすめ方 研 究 の 具 体 策 と 配 慮 事 項
  ・調査係等を中心にして問題点が浮きぼりになるようなアンケート調査の設問を工夫する。
○ アンケート調査結果をもとにブロック協議会,全体研究協議会等で問題点を明らかにする。
2.授業仮説を設定する。 (1)上記の問題点の解決・改善策を話し合い,授業仮説を考える。
○ 明らかになった問題点をもとに,その解決・改善策の協議により授業仮説を設定する。
 ・ 自己啓発を促せるよう各自の授業実践からの方策を出し合い集約する。
 ・ ここでは解決・改善策の方向を話し合うようにする。
  (2)授業研究の学年・組,単元・教材・学習指導案の形式を確認する。
○ 学習指導案については,研究主題,.授業研究テーマによって異なるが,授業仮説の検証内容と評価が学習指導過程に明示出来るものに工夫する。
  (3)教材分析研究をし本時の授業仮説を検討する。
○ 下記の内容について授業者を中心に,学年部会,教科部会,全体研究協議会で研究し,まとめる。
 ・ 指導(到達)目標を明確にする。
 ・ 指導内容(指導事項)を明確にする。
 ・ 指導の効果的方法・形態・過程を検討する。
  (4)本時授業仮説を決定する。
(授業仮説は,授業研究テーマとそれに関わる問題点,解決改善の方策の検討,教材研究の結果からまとめ,決定する。)
3.今回の授業研究の学習指導案を作成する。 (1)上記事項をふまえ,本時の学習指導案を作成する。
○ 学習指導案の形式に従い授業者の原案をもとに,学年部会,教科部会,全体研究協議会で検討し作成する。

○学習指導案の形式,内容としては,次のような例が考えられる。

1.研 究 主 題  (自校の研究主題名)
2.第 回授業研究のテーマ(年間計画にもとづくテーマや前回の課題等から,今回のテーマを述べる。)
3.授業研究設定の趣旨  (設定理由として,今回の授業研究の課題・問題点と解決・改善の方向,方策を述べる。)
4.単 元(題材名)名

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。