平成2年度 研究紀要 Vol.20 -122/123page
(研究紀要第86号 分類基準F3−01) テーマ 個を生かす学年・学級経営に関する研究 (第2年次) 要 旨 本研究は、「個の重視」の教育への転換が問われている今日的課題を踏まえ,「個を認め,個に応じ,個を生かし,個を伸ばす」望ましい学年・学級経営のあり方を追求するものである。 本年度は3年次計画の第2年次にあたり,初年度明らかにした「4つの視点」からの解決策についての効果や有効性を研究協力校の実践をもとに追求した。また、実際の指導に役立つように具体的な指導・活動事例を収集・開発し「アイディア集」としてまとめた。
(研究紀要第87号 分類基準F2−01) テーマ 基礎・基本の定着と個性の伸長に関する研究 (第5年次) 要 旨 本研究は、学習指導の改善の視点から,基礎的・基本的な内容を身につけさせる過程を通して,児童一人一人の個性を生かし,伸ばす学習指導の在り方を実践的に追求するものである。 最終年次を迎えた本年度は,実践教科を小学校体育とし、第4年次までの研究成果を踏まえ,研究協力校での授業実践を通して,「よさ」を生かす学習指導の在り方を一層工夫して主題に迫ろうとした。また,各教科等で試みた基礎・基本の定着を図り「よさ」や「その子らしさ」を育てる学習指導の手だてとその有効性について成果をまとめた。
(研究紀要第88号 分類基準FlO−01) テーマ 授業におけるコンピュータの効果的な活用に関する研究 −主体的な学習活を促すコンピュータの活用について− (第2年次) 要 旨 本研究は、児童生徒の主体的な学習活動を支援するために,各教科において,コンピュータの機能をどのように利用し、学習指導に役立てるかを研究しようとしたものである 本年度は,コンピュータの機能を生かした教材ソフトウェアを作成し,小・中・高校3校の研究協力校において検証授業を実施し,児童生徒の主体的な学習活動を促すための活用の在り方を追求した。
(研究紀要第89号 分類基準F9−01) テーマ 事例を通した教育相談の進め方に関する研究 開発的な指導援助のあり方 (第2年次) 要 旨 本研究は、児童生徒の将来の向上のために,児童生徒の持っている可能性を認識させ,その能力を発揮できるように指導援助するための「開発的な指導援助の在り方」を追求するものである 本年度は、開発的を指導援助の要点に基づいて,指導援助の内容・方法を検討し,研究協力校で実践した。この実践から指導援助の効果を調査し,開発的な指導援助の在り方について研究を進めた。