研究紀要第106号 「学校の活性化を目指す教員研修」 -024/175page
されるようにする。 ・ 校内の授業研究会において,授業者の“想い”を大切にした授業研究を行うようにしている。 ・ 全国レベルの授業を見せる。 ・ 自由に教室訪問等をし,普段着で児童生徒の様子を語るようにしている。 ・ 基礎的でかつ大切な技術を身につけているか。 ・ 「指導技術(授業技術)」の基本的な研修・指導をする。 ・話し方・板書の仕方・発言の取り上げ方・グループ学習のさせ方 etc. ・ 日々の授業を大切にするよう話している。 ・ コンピュータ操作ができ,授業に活用できるか。 ・ 管理職者も操作ができるよう努力したり,予算を獲得してソフトの購入,研修会への参加を勧めたりする。 ・ 先生方のニーズに合った外部講師を積極的に招聘する。 ・ 先進校の研究内容を紹介したり,研修に出向かせたりする。 ・ 指導案がしっかり書けるか。 ・ 管理職者が各教科の指導に精通していて,個に応じた指導の機会を設けて指導する。 また,教育センターの研修内容に位置づけてもらう。 ・ 略案を書き,反省させ,書き方に慣れさせる。 ・ 授業実践を多く取り入れた研修を多くする。 ・ 教材研究に力を注いでいるか。(教科書を積極的に読む) ・ 教科経営を充実する。 ・ 「教材研究簿」の作成と活用を図る。 ・ 「教材研究」の時間を週時程に位置づけ,行事や会議等を持たないように配慮する。 ・ 丁寧な文字,まとまりのある文章が書けるか。 ・ 会議記録,日誌等で機会があるごとに指導する。 ・ 読書の奨励と通知票記入時の指導に心掛けている。 ※管理職自らが絶えず研修に励み,後姿で指導するよう努力する。
また,教職員のニーズに応えられるよう,資料を収集・提供したり,講師を招聘することも大切なことである。
さらに,どのような授業が「よい授業」かを具体的に指導したり,担任の組み合わせを工夫して,感化させられるよう配慮することも,指導技術の向上に役立つものと考えられる。
◇ 視点2. 学級経営(能力)の視点から
問 題 点 具 体 的 取 り 組 み ・ 児童生徒の気持ちがわかるか。(くみ取れる) ・ 学級経営に関わる研修会に参加させる。 ・ 教師のモデルになる先輩教師がいる。 そのような先輩教師と同学年にしたり,先輩の話を聞い