研究紀要第106号 「学校の活性化を目指す教員研修」 -026/175page

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・ 一人ひとりの特性・実態を的確に把握し,賞賛する。

※ とにかく機会を見つけては“賞賛”するとともに,素晴らしい先輩から学ぶことができるよう配慮する。

 また,“やる気”の溢れる学校づくりに努力することも大切である。

 “環境が人を育てる”という言葉が聞かれるように,管理職者は,よい環境づくりに努めなければならないのではないか。

◇ 視点4. 研修時間の確保の視点から

問 題 点 具 体 的 取 り 組 み
・ 研修時間が確保され,協議が深まっているか。 ・ 教育課程に位置づけて,出張や休暇等で参加できない教員がいても,その日は必ず実施する。
・ 最低これだけはというものに絞って研修するようにする。
・ 全員参加の授業研究になっているか。 ・ 月1回は全員で行い,他は空き時間を利用して行っている。
・ 月1回(第1金曜日)全員で行う。
・ 研修の機会は十分か。 ・ 各教科部会を定例としている。
・ 定例の研修会が流れた場合は,別の日に実施している。
・ 部活を犠牲にして時間の確保に努めている。
・ 時間不足なので,やむなく勤務時間外にも行っている。

※ どの種の学校も研修時間不足を問題点としてあげている。

 特に,中学校においては部活との関連で時間の確保が難しい現状である。

 また,決められた時間の中で何とか研修時間を生み出そうと,それぞれの学校が悩み工夫している。

 少なくとも決められた日には,必ず実施するとか“これだけは”ということに絞って研修することが必要であろう。

◇ 視点5. 研修組織・体制の視点から

問 題 点 具 体 的 取 り 組 み
・ 共同研究を進めていて,埋没する教員はいないか。 (意欲的な共同研究になっているか。) ・ 各自に責任を持たせるようにしている。
・ 個人研究テーマで進め,見たい授業やりたい研究と個人のニーズを大切にしている。
・ 全領域から考えられるようにしている。

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