研究紀要第106号 「学校の活性化を目指す教員研修」 -030/175page
・ 教師としての“感性”を磨く。 ・教師としての意識や責任感を持っている。 ・ 冗談が通じゆとりがある。 ・授業力の向上を目指している。 ※ 管理職者敬老の多は,とにかく,先生方に“研修”を望んでいる。
予算的な問題はあるにしろ,できるならもっと,自主的に研修してほしいと考えている。
そして,その道のプロになってほしいと同時に,“よい授業”ができることを願っている。
また,教師としての願望,ゆめ,欲求を持ってほしいと思っている方が多い。
さらに,教育の専門家であると同時に,学校や学年,教科間での話し合い,練り合いなどができるような場と機会を設定しようと考えられている。
教師としての資質・能力を,“いつ”“どこで”“どのようにして”高めるかは,いずれの校種においても重要な課題と言える。
7 成果と今後の課題
(1) 成 果
1. 各学校の研修の実情を知ることができ,今後のセンター研修の講座内容に生かすことができるようになった。
2. 各学校とセンターとの距離が近くなり,親近感が深まった。
3. 各学校の管理職者のセンターに寄せる期待には大きいものがあることが分かった。
4. どの校種の管理職者も,教員の研修が今日の教育課題解明のための大事な要因であると考えられていることがわかった。
(2) 今後の課題
1. 今年度はランダムに選んだ学校から実情を聞いたが,規模別,地域別などによる学校からの実情を聞き取り,研究をまとめていきたい。
2. “視点”についての吟味が必要である。
3. 小・中・高によって抱えている課題は異なるので,校種共通なこと,校種別,規模別などに分けて吟味していきたい。
4. 聞き取り調査をもとに,教員研修のあるべき姿を樹立していきたい。
5. 教員からも「研修」についての考えを聴取し,生かしていきたい。