研究紀要第106号 「学校の活性化を目指す教員研修」 -029/175page

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・ 年齢,経験年数,家庭環境等を十分に把握し,繰り返し実態に応じた指導をしていく。

※ 人間誰でも誉められることにより意欲的になる。

 一人ひとりの教員の内心を理解してあげ,個別に話し合ったり,言葉かけをしたりして意欲の喚起と持続に配慮することが大切である。(成就感,満足の感得)

 また,外部講師を招聘して,先生方のニーズに応えることも大切なことである。

◇ 視点8. 研修について考えていること,悩んでいることの視点から

・ 「先生バカ」などと言われないように,教育以外の領域についても研修をする必要がある。
 特に,ボランティア研修などにも積極的に取り組んで欲しい。
 また,幅広い,体験的な研修を積み,人間として教員として高まって欲しい。
・ 地道な研修,研修のための研修を積んで欲しい。
・ 人間的に太れる研修をする必要があろう。
・ 自己研修が研修の基本だと思う。
 与えられたことを仕方なくやるのでなく,自分から研修会や研究会に参加するようでありたい。
・ 私的な研究会などに積極的に参加して刺激を受けることが必要である。
・ 自分の専門とする教科を一段と極めたいという意識を持つことが必要である。
・ “よい授業をしたい”“よい学級を作りたい”“この子らがかわいくてしかたない”という気持ち(教師としての願望・欲求)を強く持つことが大事である。
・ 直接子供に還元されるような研修をして欲しい。
・ かつては,「炉辺談話」が共通理解を深め,一人ひとりの教師にやる気をもたらした。
 何とか,自由に話し合える場と機会を設けるようにしていきたい。
・ 先輩教師や優れた教師から学ぼうとする純粋な気持ち,態度が欲しい。
・ 幅広く課題意識を持つという点から,異質なものから学ぶ研修が必要ではないか。
 (中学校教師が小学校の授業を参観するなど)
・ 全て学校の先生だけで解決しようとするのでなく,その道の専門家をフルに活用していくことも,教員の意欲を喚起するのに必要なことである。
・ 教育の今日的課題を的確に把握し,プロとして恥ずかしくない力を身につけて欲しい。
 (例えば“クロスカリキュラム”の研修など)
・ 研修に必要な予算が不足している。
・ 課外活動や部活動がネックとなり,研修時間や研修意欲に不足をきたしている。
・ 全員参加の授業研究(校内研究)が困難である。(中学校)
・ 授業研究の在り方について何とか工夫していきたい。
・ 教師としての「資質・能力」を高めていきたい。
  ・謙虚で協調性がある。 ・明るく,元気で,はつらつとしている。

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