福島県教育センター所報ふくしま No.13(S48/1973.11) -022/026page
- 容に合致した集団編成であったか。
- イ
- 単位時間における各集団の児童ひとりひとりがそれぞれ安定感をもち,積極的な努力と希望をもち参加したか。
9 生徒指導の実態
(1) 日常の指導
合併授業をより効果的にすすめるための条件設備として学習態度の基本的様式を設定し,共通理解をはかって,その徹底につとめている。
共通理解を必要とする学習態度の基本様式
(1)形式的な様式
内 容
学年団
低
中
高
1 朝と帰りのあいさつ。
・おはようございます。・さようなら。・立ってあいさつをする。○
○
○
2 授業の始めと終わりのあいさつ。
・無言で会釈する。・すわったままであいさつする。○
○ ○ 3 終わりまで,注意しながら先生の話を聞ける。 ○
4 わからないときは,いま一度,聞きかえすことができる。 ○ ○ 5 みんなの中でも,自分の考えが言える。 ○
○
○
6 グループで話すときは小さき声,全員に話すときは大きな声で話すように
区分できる。○
○ 7 返事はいつでも,「ハイ」とはっきりする。 ○
○
○
8 意思表示するときはだまって右手をあげる。 ○
○
○
9 男子が友達をよぶ場合
・男の子 ○○君 ・女の子 ○○さん
女子が友達をよぶ場合
・男の子 ○○さん ・女の子 ○○さん○
○
○
10 話し合い。
語尾をはっきりする。 です。
でありません。○
○
(2)実質的な様式
内 容
学年団
低
中
高
1 作業は,途中であきないで終わりまでやる。 ○
2 自分のことをしっかりしてから,他人の世話をする。 ○
3 友だちの失敗をわらわない。 ○
○
4 用事のない時は,自分の席をはなれない。 ◎
5 むだ口をきかない。 ◎
○
○
6 椅子には,じゅうぶん腰をおろす。正しいしせいがとれる。 ○
○
7 物のかしかりは時間中はしない。 ○
○
○
8 次の時間の準備をしてから遊ぶ。 ◎
◎
○
9 用便,手洗いは,休けい時間にっすませておく。 ○
10 学習用具をたいせつにする。 ◎
○
○
11 学習用具をわすれないようにする。 ○
○
○
(2) 学級指導
学級指導においてもその内容によっては,適正集団を構成して行なわれることが考えられるよう,そのため学級指導30時間中,17〜18時間を合併で実施している。
※ ◎はとくに配慮する内容を示す。