福島県教育センター所報ふくしま No.13(S48/1973.11) -021/026page

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り,本校においては,下図に示すような様式をとり,各学年団ともに同様式である。立案にあたっては,合併授業年間計画により実施しようとする教材(題材)について,主となる教師が2週〜3週間前に立案し,援助する教師に提示し,単元指導計画細案の前提として検討する。

基調案
   中学年団 体育科 機械運動(腕立て開脚とびこし)
   ダンス〜ファークダンス〜ロンドンブリヂ 135分(3時間)
基調案

(3) 単元指導計画細案

単元指導計画細案は一般にいわれる指導案であり1単元時間ごとに,ねらい,学習内容,教授と分担,評価項目を明示し,立案者以外の教師でも,単元指導計画細案により,授業の展開が可能となることをたてまえとする。

単元指導計画細案
単元指導計画細案

(4) 実施上の配慮

特に過程としての段階ごとの教授と分担を重点し,協力教師の役割分担に主体性がもてたかどうを吟味する。単位時間内でも役割分担を交替するとがあるので,段階ごとに学習内容を確かめるため,あらかじめ評価項目が,細目標と内容系列と関係において,適切であったかどうかもみる。

8 評価の視点

(1) 学年団のわくをはずした児童集団の再崩成による教授過程を確かめる。

(2) 段階的な教授過程の中で教師や役割分担とその活動のあり方を確かめる。

 特に本年度は次の事項について,重点的に評価をすすめる。

 1) 単元指導計画について

  ア 細目標は,学習目標を細分化し,具体的事実として,系統的に範囲と程度が明らかであるか。

  イ 細目標の達成系列からみて内容系列が,実態に即した配列であるか。

  ウ 評価項目が,細目標,内容系列と対応してるか。

  エ 評価項目が,具体的な表現により設定されいるか。

 2) 教師の役割分担については,構成教師団の主体的な活動について次の事項により評価する。

  ア 単位時間において主となる教師の評価

  イ 単位時間において凄助する教師の評価

 3) 児童集団の編成

  教師の役割分担とのかかわりあいから集団化,個別化をはかわ,本質的な授業を展開しようとするもので次のような事項について評価する。

  ア 教授過程内における再崩成の基準は,学習内


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