福島県教育センター所報ふくしま No.30(S52/1977.2) -016/026page
究部の指導性を発揮した研究がすすむよう研究推進の改善をはかって行きたい。
(2) 個性が生かされ,協力できる人間関係の醸成をはかることは,子どもの学習意欲につながるという「教師相互のふれ合い」についても,さらに新聞の活用により進めたい。
(3) 全体観察授業での研究や,研究結果の整理について計画的に進めたい。
(4) 学校研究主題にどんな領域で,どんな題材で,どんな方法でせまったか,授業のたんねんな記録をもとに研究を累積し,研究意欲を高めたい。
(5) 本年発行してきた職員間新聞は,本校の研究目標に向って研究を推進した貴重な記録であると考えられるので,これを整本して,各教師の手もとにおけば,生きた学校経営誌にもなり次年度の教育活動がより計画的にすすめられ,効果をあげ得るものと確信するので実践したい。
6.参考文献
学校経営講座B研究集録 福島県教育センター
7.参考資料 想(職員間新開集)
「校内研修の問題点」の改善
会津若松市立第一中学校 渡 部 光 昭
(現在北塩原村立北山中学校)
1.研究の趣旨
項目 <1> <2> 項目 <1> <2> 項目 <1> <2> 一番必要と思うものに<1>,二番目に必要と思うものに<2>と記入(人) 校外行事の調整 12 8 長期休業の利用 5 2 定例研修日の時間確保
5 2 校内行事の精選 5 16 補欠対策の改善 3 4 校務分掌の検討
1 5 昨年度の学校の努力事項の反省の中から,研修に対する時間確保の問題点について出されたことをまとめてみるとつぎのようなことである。
これらのことは,年度当初においてじゅうぶん考慮して研修計画がなされ,実施に移されているわけであるが,事実は校内研修をある部分で阻害する原因が改善されないものがあることを見逃すことができない。教育公務員の職責遂行にとって,恒常的かつ必須の条件とされている研修が,時間確保がじゅうぶんなされてないという反省が,研修に対する大きな問題点としてくり返し提起されている。せっかく,研修意欲に燃えながら容易に研修に取りくめない問題点を追究し洗い出してみる必要がある。そこで,時間確保のためになにが阻害するのか,それをさぐり出してそれらの改善をはかるため主題を設定した。
2.見とおし
本校の実態を究明し,それに即応した計画をもって研究をすすめれば,効果的な校内研修の時間確保の問題についての改善の手だてが得られるであろう。
3.研究の方法と対策
(1) 調査内容と方法
1 年間行事の分析
2 行事参加のための欠時間調査
3 現職教育の実態調査
4 調査結果のまとめと考察
(2) 調査対象
本校職員31名(校長 教頭2 養護教諭 病休を除く)
年齢別教科担任構成
項目
性
国語
社会
数学
理科
音楽
美術
保体
技家
英語
計
50
男
1
2
3
女
1
1
40
男
2
3
1
1
1
1
9
女
1
1
2
30
男
1
1
1
1
1
2
7
女
1
2
2
1
1
1
8
20
男
1
1
女