福島県教育センター所報ふくしま No.46(S55/1980.6) -036/038page
<アイディア紹介>
対流のおこるわけを考える実験の一例 原町市立原町第一小学校 岩 城 正 光
1 ねらい指導要領理科6年B (3) 工
物は温度によって体積は変わるが全体の重さは変わらないこと。
2.(マル2) メスシリンダーで水,湯をはかる。
(1) 同体積の温度のちがう水の重さをくらべ,対流のおこるわけを考える。
C1 お湯になると水より軽くなるからではないか。
C2 お湯と水との重さをくらべてみよう
C3 同じ体積にして(100CC)
1.(マル1)プリンカップをつり合わせる。8.5gくらいで,ほとんど同じ重さゴムねん土などでつり合わせる。
3.(マル3)上皿てんびんで重さをくらべる。
※湯の方が2gほど軽い。
C4 やっぱりおゆの方が軽い。だから,ゆは水にうき,冷たい水は沈むので,水は動き対流となるのだな!
(2) 水は,あたためると体積は変わる1.(マル1)が全体の重さは変わらない2.(マル2)
C1 水をあたためながら,全体の重さをしらべよう。
[順序] 1.(マル1)水(20度C)の水位に印をする。
2.(マル2)全体の重さをはかる。
3.(マル3)あたためてお湯80℃水位に印をつける。
4.(マル4)全体の重さをはかる。
※全体の重さは変わらない。
※体積は変化する。
5.(マル5)冷やした時の水位と全体の重さをはかる。
C2 温度がヒがるにつれて体積がふえた。
C3 冷やしてみよう・・・・体積がへった。
C4 同じ体積でくらべるとどうしてお湯の方が軽いのだろう。
C5 水の時より,お湯になると体積がふえた分だけ軽くなるからではないか。
※同じ体積でくらべると,ぼうちょうした分たけ,湯の方が水より軽い
次号予告(第47号)8月中旬発行
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