福島県教育センター所報ふくしま No.52(S56/1981.8) -005/034page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

学習階段 学習活動と内容 時間 授業の流れ 留 意 点
復習 1.Greeting

2.現在完了形の文について復習し,確認する。

○I have just finished my home-work.
○I have seen a lion before.
○I have lost my watch.
○I have lived here for two years.
7' 授業の流れ ○現在完了の四つの用法について復習し,その時制について確認させ,表現させる。

○日本文→英文・英文→日本文→英文

○TPにより確かめさせる。
導入及び展開 3.過去完了形(完了の用法)の文について説明を聞き,理解する。

When T まるB got to the station,the train まるC had already left .
When T まるB got to the classroom,class  まるC had already begun .

4.過去完了形(完了の用法)を用いて,自由作文して発表する。

5.過去完了形(完了の用法)について形成的評価をする。

6.本時基本語の意味を文レベルで理解し,発音の練習をする。
(traffic,problem,narrow,especially,crowded,usual)

7.本時基本連語の意味を文レベルで理解し,書いて表現できるようにする。
(walk to,be jammed up,be in time for.)

8.本文の内容を把握する。

9.本文の音読をする。

(1)Tape Listening
(2)Model-Chorus-Indivisual
(3)Pair Reading 
36' ○現在完了形の文と対比しながら,新出の過去完了の時制が「過去のある時を基準にして,それまでにおける動作の完了」を表すことに気づかせる。

○図示(TP)により,時制を確実に理解させる。
時制

○完了を表す表現についてよく理解させ,練習強化させていく。

○本文中の過去完了の文は暗誦暗記させる。

○つまずき回復のための指導をする。
※自作テストの使用を原則とする。

○予習課題として発表でき,書けるようにさせておく。

○文中でどのように使われているか理解させ,文で書かせる。

○重要文,重要語法は適宜説明を加える。

○個人指名を原則としてすすめる。

○全文の内容理解をはかり,要約させる。

○内容をとらえさせながら,対話文としてのストレス,リズム,イントネーションに注意させながら聞かせる。

○テープまたは教師のあとについて読ませる。

○対話文としての読み方に注意させる。

○(Clearly,Loudly,Rapidly)
整理と次時の予告 10.本時目標文(完了を表す過去完了形)を再確認して整理する。

11.次時の予告

(1)Part(1)の復習と次時の予習について
(2)Part(1)の小テスト実施について 
7' ○目標文の用法について再確認させ,一層定着させる。

○形成的評価へ(次時) 

5.おわりに

形成的評価は,いわば運動競技におけるコーチの働きで,選手によりよい成績を修めさせるために,選手の行動を詳しく分析しながら適切な助言指導をする。コーチと選手は同じ目的のため一体になって終始努力するのである。教師は,常にコーチの立場で生徒を育てることが大切である。

※参考文献・教育を目指す形成的評価のために(梶田叡一)・形成的評価理解のための基礎知識(渋谷憲一)・形成的評価における授業構造(福岡教育大学附属中学校)


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育センターに帰属します。