福島県教育センター所報ふくしま No.53(S56/1981.10) -033/034page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

教材・教具の工夫

(シンクロスコープを用いた)
記録タイマーの周期測定のアイディア


(1)記録タイマーのカーボン紙を取りはずし,図1のようにハンマーの下に,薄手のアルミニューム板を,画鋲で固定する。
図1
図1

(2)シンクロスコープと,図2のように接続する。
図2 シンクロスコープとの接続
図2 シンクロスコープとの接続

(3)シンクロスコ一プの TIME/DIVは,5ms/DIVか,10ms/DIV にして,パルス間の時間を読み取る。これが記録タイマーの周期である。

図3
図3

(測定例)
 TIME/DIV=5ms/DIV で実験したところ,図3のパルスが描き出されたとする。
 パルス間の間隔が,4DIVだから,求める周期は,

 5ms/DIV X 4DIV=20ms

が得られる。
(ハンマーの打ち落としも考えられるが,それは僅かでしかない。理科実験には,充分に耐えられる。詳細は,当教育センター55年度発行「シンクロスコープを用いた物理実験」を参照のこと。)

編 集 後 記
下校後の深閑とした教室には,その学級の表情がある。整頓された教室を見ると,学級を思う子供の姿が目に浮かぶ。形や姿にこもる心を鋭く見ぬく力は,我々教師にとって不可欠の資質であろう。10月は燈下親しむの候,充実した月にしたいものである。(N)

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育センターに帰属します。