福島県教育センター所報ふくしま No.74(S60/1985.12) -038/038page
教具・教材紹介
算数科 =操作的な活動における自作の教具・学習具の活用=
算数科では,操作的な活動を生かした授業が重視されている。ここに紹介するのは石川郡石川町立石川小学校において,教師が創意工夫した教具や学習貝を活用している例である。
1 異分母分数の大小比較教具(5年生)
同じ容積で形の違う「1L(リットル)ます」に色水を入れ異分母分数の量を具体的にとらえさせることによって,通分の指導の導入に活用している教具。
子どもの予想した2つの分数の量を同じ形の2つの容器で確かめている。2 三角形のなかま分けの学習具(3年生)
台紙に同じ長さの棒をはって二等辺三角形や正三角形のなかま作りに使用している学習具。
子どもが手を使って考え,考えながら手を使う活動は,学習への興味・関心を喚起し,イメージをともなった概念形成に効果的である。
昭和60年11月29日印刷
昭和60年12月6日発行
発行所 福島県教育センター
福島市瀬上町字五月田16
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編集兼発行人 折 笠 常 弘
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