福島県教育センター所報ふくしま No.84(S62/1987.12) -021/038page

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  イ 実施段階 (D)3.4 (−0.1)※
  ウ 評価段階 (S)3.4 (−0.1)
  問題点 教育課程の編成において計画された事項が、実施に生かされていない。実施段階にこそ、目標具現のための充実した教育活動が展開されるような方策が必要である。

2.教育課程実施における目標達成の活動
  ア 目標達成への職員の意識 3.1(−0.3)
  イ 教育課程編成における目標具現の活動 3.9(+0.5)
  ウ 教育課程実施における目標具現の活動 ※3.O(−0.4)
  工 目標到達の状況と評価改善活動 3.8(+0.4)
  問題点 企画立案、評価改善の、比較的短期間に行える作業的要素の強い分野で、高い評価が得られているが、継続的な活動が必要な面では低い評価が与えられている。教育課程実施面での目標具現の方策が必要である。

3.日常における目標具現の活動
  ア 時案、週案における計画化
  イ 日常の目標具現活動
  ウ 教科を通した目標具現活動
  工 道徳を通した目標具現活動
  オ 特活を通した目標具現活動
  問題点 教育目標は、日常の教育活動の積み重ねにより達成すべきであるが、この面の評価が低い。毎日の目標具現活動の継続が必要である。

4.学校の教育目標具現の状況(年度末)
学校の教育目標具現の状況(年度末)

問題点 望ましい学習習慣や生活習慣が、十分形成されていない。これらは、全職員の共通理解に基づく、意図的で計画的な実践活動が、年間を通して行われる必要があることを示している。

5.考察
 学校の教育目標は、学校の教育活動の中核である。教育課程の実施において達成されなければならないが、本校においては逆にこの点が弱点になっている。この理由として、教育課程実施における目標具現の計画が吟味されないことにあり、日常の教育活動で、目標到達を意図した計画の立案が必要であると考えられる。

(2) 月の教育計画作成
  1. 月の教育経営計画作成のねらい
     年度当初作成された目標具現の計画を、各種の年間指導計画相互の関連を持たせて目標をふまえた統一的な教育実践ができるような月ごとの教育経営計画を作成し、年度の目標の具現を図る。
  2. 教育経営計画の形式及び内容
     ア 形式
      ・学校経営の視点、教育目標群、指導の重点、努力実践事項、月の行事計画等を一覧表にし、評価改善できるようまとめたもの。
     イ 内容
      ・経営の視点――学校経営における教育実践上の課題
      ・教育目標群――教育目標及び指導の重点
      ・努力事項――各領域の教育目標達成のための努力すべきことがら
      ・実践事項――日常指導における具体的な実践内容(教育経営の中核)
      ・行事実施計画――行事企画運営の責任分担と骨子、方案提出の期日
      ・その他――週番活動や各種会議の告知や行事内容及び細案等
  3. 月の教育経営計画の例……11月

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