福島県教育センター所報ふくしま No.84(S62/1987.12) -037/038page
目で見る資料/特色ある学習環境
豊かな心を育てる教育の理想環境をめざして
田村郡船引町立移中学校
21世紀へ向けて「人間性豊かな生徒の育成」をめざす本校は、オープンスペースの未来型校舎として、本年3月開校。以来、全校生徒150名は「自主・友愛・健康」の教育目標のもとに、生き生きと学習活動に励んでいる。校舎の外観は、3階建の中央上部にシンボルタワー、地域の建物とマッチするよう切妻屋根を取り付け、淡いレンガ色に仕上げられている。
<読書コーナーを利用した学習>
ウォールをスライドし、読書コーナーとルームを一体化し、図書を利用しながら学習がすすめられる。新しい施設の中で、学習の多様化に応じ、教師間の研修がつまれている。
<1階多目的ホール>
昼食後や下校前に、友だち同士で楽しい語らいの時が流れる。裏庭は「語らいの広場」で、「野外ステージ」も設けられている。このような潤いのある環境の中で、生活規律を学んでいる。
<3階特別教室>
理科室、美術室、家庭科室、調理室の南側が、オープンで、学習形態によっては、各室を通しての学習活動が可能になる。
<2階多目的スペース>
クラブ活動・自主研究の時間には,上級生も下級生も一緒になって活動している。その中から、明るく健康的な人間関係が醸成されていく。
<3階多目的室>
ビデオ映写装置、スクリーン、暗幕装置、ステレオ装置等、多機能を有する広さ186平方メートルの室で主に音楽の授業を行っている。周囲の自然と調和させながら、情操豊かな心を育てている。