福島県教育センター所報ふくしま No.85(S63/1988.2) -003/038page

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表2 意識の実態 在籍男22名 女18名 計40名

1.体育の授業は好きですか。
1.体育の授業は好きですか。

2.体育の授業でどんな種目が好きですか。
2.体育の授業でどんな種目が好きですか。

3.バスケットボールでどんな時が楽しいですか。
3.バスケットボールでどんな時が楽しいですか。

4.どんな時が楽しくないですか。
4.どんな時が楽しくないですか。

5.どんなゲームが楽しいですか。
5.どんなゲームが楽しいですか。

6.どんなチームにしたいですか。
6.どんなチームにしたいですか。

7.どんな学習計画を立てたいですか。
7.どんな学習計画を立てたいですか。

【4 指導の工夫】
 バスケットボールは、チームゲームであることから、まず最初にどのチームにも勝つチャンスが与えられるようなグループを編成することが条件になる。また、チームの構成員の技能的な個人差には幅があるにしても、だれもがシュートする機会や、シュートの成功感を期待している。

 事前調査からもわかるように、シュートが成功した時(28名)、シュートの打ち合い(30名)など、シュートにかかわる楽しさをあげている子どもが多く、みんなでできる(18名)、パスがつながった時(12名)などチームの一員として活動ができた時に楽しいと感じている。

 そこで、一人一人が、自分の能力を最大限に生かして得点でき、チームで協力し合って相手チームに挑戦する。更に、自分たちのチームの特徴を生かすとともに、相手チームに応じた作戦を工夫して練習し、挑戦していくことができるような授業を目指したい。

(1) 目標

  1. だれもが、数多くボールに触れ、みんなにシュートする機会が与えられ、それが得点に結びついていくゲームを展開させる。
  2. 作戦や練習を工夫すれば、どのチームにも勝てるチャンスのあるチームの編成をする。
  3. あたたかい思いやりで、助け合いや教え合いを通して楽しさをわかち合えるような人間関係を育てる。
(2) 方策
  1. チーム編成
    ア. 意識面と技能面の実態調査から編成した。
    イ. 学級内の人間関係を考慮した。
  2. ルールの工夫
    ア. だれもが、シュートし、得点できる喜びを味わわせるために、ゲーム外でシュート競争をさせ点数化する。(ランニングシュート)
    1人1回成功すると………………1点
    チーム全員が成功すると………5点追加
    2分間で20回以上成功すると…1O点追加


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