福島県教育センター所報ふくしま No.108(H05/1993.8) -023/038page
してある。各項目はメニューによって選択できるので,学習者の興味ある分野から見ることができるようになっている。
(3) コースデータ
「福島県の自然」のメインのフレームから,4つのサブフレームに分岐している。さらにいくつかの下位のサブフレームヘと続くツリー構造になっている。コースデータの一部は,以下に示すように構成した。
(4) ソフトの起動について
ドライブAにFCAI のシステムディスク(エグゼキュータ)を,ドライブBにはデータディスクをセットする。後はメニューに従ってコースをマウスで選択するだけでよい。
5. 今後の課題
(1) 画像データについて
FCAI は,画像関係のファイルとして現在確認しているところでは,ベタファイルおよびPCK形式のファイルには対応している。多くの画像のデータ形式があるがデータの互換性を考慮しながら,どのような形式の画像データに FCAI は対応しているのか研究していきたい。
(2) 動的な表現について
FCAI は基本的には静止画像が中心のため,連続的な動きを表現することは容易ではない。動的な表現のためのユーティリティも開発されてきているが, BASIC 言語等の知識がないと使いこなせないのが現状である。動的な表現を簡単に実現できるような工夫について,検討していかなければならないと考えている。
6. 最後に
今後もFCAI勿幾能を生かして,教材ソフト作成を推進していきたいと考えている。
参考文献
*1 「FCAIによる学習ソフトの作成法」
堀口秀嗣著 (文渓堂)
*2 「写真でみる福島の自然」
福島県教育センター編 (アート印刷)