福島県教育センター所報ふくしま No.114(H07/1995.3) -037/038page

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「ロールプレイング」の紹介

教 育 相 談 部

 ロールプレイングは,役割演技ともいわれます。ある場面や状況を設定し,演技者が日常の生活体験をよりどころにして様々な行動を演じます。演技後,演技者や観察者が感じたり考えたりしたことを話し合い,お互いの感じ方や考え方,行動の仕方を具体的に見つめ直す機会とします。このことによって,演技者や観察者が新たな行動を獲得することを目指すものです。

【問題行動解決場面での活用】

 教師がある問題場面を設定し,児童生徒に次のような手順で活動させます。
  ・演技者と観察者の決定
  ・演技と演技の観察(写真)
  ・振り返りをもとにした話し合い

 話し合いから,演技者や観察者は様々な感じ方や考え方,行動の仕方に気づくことができます。

写真1

【学校教育相談場面での活用】

 教師が児童生徒の立場に立った教育相談を進めるために,次のような演習をします。
  ・教師役,児童生徒役の決定
  ・児童生徒の悩みの相談(演習・写真)
  ・演習でのやりとりや味わった気持ちの振り返り

 振り返りから,教師の聴く態度やかかわり方を見直すことができます。

写真2

「いじめ」指導などに生かすに−ルプレイング
 児童生徒に様々な役を演じきせるロールプレイングは,それぞれの立場や気持ちを理解させ,望ましい行動を身に付けさせるために投立つ方法の一つです。

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