福島県教育センター所報ふくしま No.116(H07/1995.11) -040/042page
ソフト紹介
環境教育で活用できる水質調査のデータベース
科学技術教育部情報処理教育係
各学校において環境教育の一環として,近くの 河川に生息する水生生物の種類から,水質を調査 することが盛んに行われています。その調査され たデータは,授業でどのように活用されているで しょうか。
ソフトのメインメニューの画面 ■ 開発のねらい
- 調査したデータをデータベース化し蓄積することにより,生徒の調べ学習に役立てる。
- 各学校で作成されたソフトをお互いに交換することにより,各地域の河川の水質状況がわかり,比較検討する学習ができる。
調査結果についての画面 ■ ソフトの特徴
- ワープロでデータベースのソースファイル (テキスト形式)が作成できる。
- 検索用のキーワードを自分で設定でき,ハイパーテキスト的に検索できる。
- パソコンの画面に,簡単な図や写真が張り付 けてあり,わかりやすい表示になっている。
■ データベースの項目
- 調査年月日,場所
- 調査結果(水温,川幅,生物採取所,流れの速さなど)
- 採取された水生生物の種類
- 水質の指標生物の種類と説明
【「水生生物による水質の調査法」 (環境庁水質保全局編)参照】
指標生物の説明の画面 このソフトを実行,または開発するためには,FCAIシステム(学習ソフトウェア情報研究センター提供)が必要です。このFCAIシステムは,当教育センターの講座でも活用しています。
※ このソフトウェアを実際に授業で活用してみたい方はセンターまでご連緒ください。