福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.120(H09/1997.2) -039/042page
《アンケート調査から》
パソコン活用の状況
教育センター情報教育部
本教育センターでは、毎年5月に県内公立学校の情報機器活用状況等に関する調査を行っております。その中から学校におけるパソコン活用の状況について報告いたします。
1 導入状況
コンピュータの導入台数は、【グラフ1】のように着実に増加しています。中でも小学校の伸びが目立っています。高校・中学校の整備・拡充に続いて、小学校においても整備・充実が進み、小学校での設置率は平成8年度当初で94,6%(前年比6.7%増)となり、全校種が100%となるのも問近なことと思われます。
2 活用状況
このような導入状況を反映してか、【グラフ2】にあるように「授業でパソコンを活用したことのある教員」の数について見ても、小学校の伸びが大変大きくなっています。
これは、小学校にWindows対応の新しい機種が導人され、操作が以前のコンピュータに比べて簡単になってきていることが一つの要因と考えられます。児童のリテラシーを高めつつ、パソコンを授業に活用することによって、学習の幅を広げていこうとする熱心な取り組みがなされていることが感じられます。
3 パソコン通信
最近、インターネット等通信ネットワーク機能を授業に活用していこうという動きが見られます。【グラフ3】のようにパソコン通信の経験教員数は増加傾向にあるようで、これからの動向が注目されるところです。
4 最後に
これらの状況をふまえ、本教育センターでも研修内容の充実に努めていきたいと思います。
最後に、ここで使用した調査データを収集するに当たり、県内の各学校にご協力をいただきました。ありがとうございました。この紙面をお借りしてお礼申し上げます。