吉田博 |
時間:
40秒
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吉田博は大正時代になると木版画家として有名になりましたが、明治期には水彩画作品で文展で受賞したことでも知られています。水をたっぷり含んだ筆で、朦朧とした大気を表現しています。静かな農村の一日の終わりでしょうか。私たちの心を和ませてくれる暖かな風景です。 |
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南薫造 |
時間:
1分03秒
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明治時代も後半になると、画家は競ってヨーロッパへと渡りました。そのほとんどがフランスへ向かった中で、南薫造はイギリスを中心に滞在しました。ここで紹介するのは、いずれもそうしたヨーロッパ滞在中に製作されたものです。十分な水で溶いたイセグリの絵の具の下に、鉛筆の線が見えています。水彩絵の具の性質を生かした、このような方法は、水彩画の本場イギリスで学んだ成果と言えるでしょう。鉛筆の線が透けて見えるほどウスグリに手早く書いたスケッチ。そこには丹念に書き込まれた作品とはまた違った趣があります。 |
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栗原忠二 |
時間:
1分07秒
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栗原忠二は東京美術学校在学中からからイギリスの天才画家ターナーに傾倒。卒業後、念願のイギリス留学を果たしました。この作品はグワッシュと呼ばれる不透明水彩絵の具で描かれています。絵の具が塗られていない部分を見ると、これが白い紙ではなく、茶色い紙に描かれていることが分かります。けれども、絵の具を厚く塗った部分では下の紙の色はほとんど気になりません。手前に暗い部分を置いて、遠くを明るく描くことによって、劇的な印象を与える作品になっています。こうした、巧みなグワッシュの使い方にイギリスでの勉強の成果を見ることが出来ます。 |
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