白と黒の世界 |
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モノトーンが奏でる版画の世界。紙の発明と同時に、この世に誕生した版画は、多くの画家を魅了してきた。イギリスの画家たちも例外ではない。この白と黒の世界に、無限の可能性を見出そうとしたのである。 |
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ロバート・ローダー |
時間:
1分25秒
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郡山市立美術館が所蔵するイギリス版画と本のコレクションは500点に及ぶ。18世紀から現代まで、その極めて質の高い作品の数々は、イギリス版画史のほとんどを網羅している。我々はこの膨大なコレクションを「ローダーコレクション」と呼ぶことにした。なぜなら、このコレクションは一人の人物によって収集されたからである。彼の名はロバート・ローダー。ロバート・ローダー氏は、版画や本の収集家であり、イギリスを代表する美術家である。彼は1969年から13年間、現代美術協会の理事長を務め、その間、ケンブリッジ大学、フィッツウィリアム美術館の理事、そして版画部門の名誉学芸委員を10年間勤めた。1982年に世界的な彫刻家アンソニー・カロとトライアングルアーティスツワークショップを設立以来、毎年10ヶ国で活動を行っている。また、ローダー氏はロンドンとヨハネスブルグにスタジオを持ち、世界各国から集まったアーティストたちに創作の場を提供している。 |
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インタビュー |
時間:
1分40秒
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(インタビュー)「もともとイギリス版画には大きな関心がありました。私にとってロマン主義の作品等はとても興味深いものだったのです。それから、ターナーとコンスタブルの魅力的な版画も好きでした。彼らは数多くの版画を作成しているのですが、長い間注目されませんでした。けれども、私はそれらが油絵に匹敵するすばらしい価値をもつものだと思ってました。ターナーやコンスタブルは版画を製作する際に彫り師と十分に話し合いながら、作品が完成するまで緊密な共同作業を行いました。したがって彼らの版画は非常に優れたものであり、注目するに値する作品なのです。しかし、イギリスの美術館ではこれまであまり関心を示していませんでした。私は以前から購入を続けていたのですが、最近になってようやくターナーやコンスタブルの版画作品が注目を集めるようになったのです。」 |
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