Prints 版画(3/4)

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インタビュー
時間: 1分44秒
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(インタビュー)「版画と本の挿絵の関連性は、非常に大きいと言えますね。本の挿絵は版画の制作と技術的な面ではそう違わないわけですから。版画と挿絵の違いについていえば、版画を制作する際には表現しようとするイメージだけを考慮していれば良いのですが、本の挿絵の場合テキストとのバランスが重要視されると言うことです。両対戦の時期には、ウォズワースやギル等コレクションに含まれている。画家たちが版画だけでなく本の挿絵も手がけています。ディヴィット・ジョーンズにもいえることですが特にギルにとっては、一点ものの版画よりも挿絵の制作のほうがより重要な意味を持っていたのかもしれません。」
自然との関わり
時間: 21秒
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イギリス美術は自然との関わりがとても深い。版画においても、それが色濃く反映されている。なだらかな丘が広がる、緑豊かなイギリスの風景は、イギリスの画家たちに無限の可能性を示唆している。
インタビュー
時間: 1分39秒
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(インタビュー)「そうですね。風土と深い関係が有ります。特にロマン主義について言えば自然との関わりが重要な要素となってますし、同じ時期に活動したイギリスの画家たちの多くはイギリスの四季や田舎の美しさを興味深く捉えそれらを題材にした作品を描いています。イギリスの東部にはノリッジ派と呼ばれる画家たちがいましたが、彼らの中のクロームとコットマンもイギリスの自然を作品に取り入れました。もちろんコンスタブルとターナーについても同じことが言えます。イギリスの芸術は自然を表現すると言う伝統に培われているのです。

インタビュー
時間: 1分40秒
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(インタビュー)一番思いで深いのはブレイクによるダンテの挿絵シリーズです。オークションで見つけたのですが、長い間湿気の多いところに置かれていたらしく、作品の状態が良くありませんでした。それはすばらしい銅版画のシリーズでした。かつてブレイクが友人のリネルに預け、リネル家が100年にわたって代々所有してきたものがオークションに出されたのでしょう。状態はかなり悪かったのですが、幸い、修復を得て元の美しい作品に戻すことが出来ました。
インタビュー
時間: 2分42秒
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(インタビュー)特に難しいことは有りませんでしたが、作品と作家に着いての情報が少なかったために細かい部分まで自分で調べるのが大変でした。例えば、クロームやコットマンの場合、どれだけ銅版画が制作されたのか。また、何処に作品が残っているのか等知ることに知るのに苦労したものです。もちろん、時にはとてもうれしい作品との出会いがありました。それは、コンスタブルがイギリスの風景を書いた、かなり早い段階のブルーフです。あんなに状態の良い作品を購入できたのはとても幸運だったと思います。思い出すと今でもわくわくしますよ。当時、私が収集していた10年間はイギリスの版画に興味を持つ人がほとんどいなかったために、ディーラーのところやオークションに出かければすぐに作品を手に入れることが出来ました。今では、とてもそんな風にはいかないでしょうね。
インタビュー
時間: 54秒
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(インタビュー)このコレクションが画家としては有名であっても、版画を通してはほとんど語られることの無かったイギリスの芸術家たちの作品を多くの人に知ってもらうきっかけになったのです。最終的に一番満足しているのは、このコレクションには非常に質の高い作品が数多く含まれていることです。

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