描かれた東海道 知られざる明治の画家 亀井竹二郎(1/4)

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懐古東海道五十三駅真景
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明治24年から25年にかけて、石版画の懐古東海道五十三駅真景が制作されました。この石版画が明治初期の東海道を描いたものであること、そして亀井竹二郎と言う画家が描いた油絵を原画にしていることは、これまでも知られていました。しかし、油絵の原画は所在不明で、既に失われたものと考えられていたのです。ところが、最近になってこの油絵が発見されました。これまでほとんど知られていなかった画家、亀井竹二郎の油絵の東海道が100年あまりの時を経て私たちの前に現れたのです。
亀井竹二郎
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私達が忙しく暮らす現代、今から時を遡ること120年の明治10年。新しい時代の波は人々の生活を一気に変えたわけではありませんが、徐々に新しい風俗が現れ、古いものが姿を消そうとしていました。このとき二十歳位だった亀井竹二郎の目的は、廃れていく東海道の宿場を記録することでした。彼は大津から品川まで53の宿場を訪ね、一枚ずつ油絵を描いていったのです。
江戸のなごり
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旅の手段が鉄道へと移りつつあった当事でも、行き交う人達には江戸時代の名残が感じられます。

阪下駅 筆捨山
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畑を耕す人々の周りで、時間はゆっくりと流れてゆくようです。家畜と人が共にある、のどかな風景。
新しい風物
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変わらないように見えた人々の暮らしの中にも、新しい風物が現われ始めました。町並みの中に見える洋風の建物。電信柱や、ガス塔も作られました。汽車が走る様子も描かれています。当時ハイカラだった洋傘も見えます。
古くからの名所
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竹二郎が描いた中には、古くからの名所もありました。熱田神宮の門前や、草津の姥ヶ餅屋は広重の浮世絵にも描かれた名所です。人々で賑わう店内。店の外には雨上がりなのか、水溜りに影を落として歩く旅人の姿。

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