日本の近代版画〜版芸術の開花〜(4/4)

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川西英
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単純な形態と鮮やかな色彩によって、サーカスの場面が生き生きと表現されています。川西英は関西における創作版画運動のリーダーとして活躍しました。サーカスの主題を好んだ川西は、神戸に外国のサーカス団がやってくると、よく見物に出かけたといいます。
長谷川潔
時間: 59秒
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フランスへ渡り、様々な版画技法の研究に打ち込んだ長谷川潔。長谷川は銅版画の技法の一つ、メゾジントに独自の世界を開花させました。深い輪郭線と深みのある色彩が響き合って、重厚な画面が構成されてます。小野忠重は都市の風景や工場を題材に、激動する昭和初期の社会状況を見据えながら、版画の造形性を深めていきました。版画が、大衆のための芸術となることを目指した小野は、昭和12年に新版画集団を結成し、以来版画芸術の普及に力を注いでいくのです。
刷り物から芸術作品へ
時間: 58秒
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明治の末、版画は刷り物から芸術作品へと大きく変貌を遂げました。日本の近代版画は、版の絵に対する機運の高まりの中から誕生し、多様な展開を見せたのです。版の造形をひたむきに追い求めた芸術家たちの情熱。そして、鮮やかに刻まれた近代精神は今日まで脈々と受け継がれています。

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