なぜ幼稚園を始めたか |
時間:
1分23秒
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「戦争に日本が負けて、それは命からがらも命があったんだ。それでこれはどうしても日本再興には何かしなくては。それには自分でできるのは、これは芸術だ。文化の灯をともさなくては。それと同時に今度は子供をね、立派に育て上げて次の時代を背負ってもらわなくては、とういうので兄とと手を携えまして、この神社を開放して子供を育てたわけです。そして子供たちが、この幼稚園を見ると、あるいは考えると『ああっ』と心の故郷にしてもらいたい、とこれが私の念願。」 |
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作品「レッスン」 |
時間:
42秒
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その幼稚園の日常を描いた作品もある。園児たちの元気な歌声が聞こえてきそうな『レッスン』。雨の午後、園児たちが家路を急ぐ様子を描いた『雨の花』。二階の園長室から園庭を見た構図である。独特の幻想的なタッチが、園児をいつくしむ心を思い起こさせる安藤の代表作である。 |
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回顧展 |
時間:
43秒
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平成11年2月、郡山市立美術館では、安藤の業績を辿る回顧展を開催した。そこに安藤は自らの思いを書いた書を寄せている。灯火。音もなく静かに時は過ぎ行くが、思い出は消えない。50年前の敗戦。故郷の無残な姿にびっくり仰天した。一本の文化の灯火を燃やし続けたいと今日に至ったが、大なり小なり燃え続けているのは嬉しい。平成11年、安藤重春。 |
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