北会津ものがたり(1/3)

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失われた水辺の原風景
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この地球のあらゆる生命の源、水。地球の表面のおよそ70%が水辺です。海、湖、霧、雲、雨、雪。水は循環し、全ての生命を支えています。その水辺のメインストリートが川ではないでしょうか。豊かな流れの阿賀川と宮川。この2つの川の複合扇状地に開けた村が川原の里、北会津村です。ここは、失われた水辺の原風景が今も残っています。
イトヨ
時間: 1分37秒
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綺麗な水にしか生息しないイトヨという魚がいます。北会津村の中でも、綺麗な湧き水で知られるハクサン沼は、村の天然記念物であるイトヨが生息し一年を通して見ることが出来ます。イトヨは体長5cm程の小さな魚で、体に板状の鱗を持ち、背鰭と腹にトゲがあるため、とげちょとも呼ばれて親しまれています。村は、会津の母なる川、阿賀川の氾濫源の中州にあり、田畑の整地前の河原は野生の楽園です。綺麗な清水の湧く砂混じりの石が、深さおよそ100m。更にその下には日本誕生の頃の火山灰がおよそ300mも降り積もっています。海洋型の魚であるイトヨは遠い昔に陸地に閉じこめられてしまったのです。自然の豊かさを象徴するような魚、イトヨ。これを村では文化財に、また、特にハクサン沼に生息するイトヨは県の文化財に指定されています。
ホタル
時間: 54秒
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そして、水の美しさを象徴するような生き物と言えば清流をすみかとする蛍。北会津村は河原の里であり、また、蛍の里でもあります。村では、水路を完備し、そこを流れる水の量も安定していて、全村がカワゲラやトビゲラ、カワニナの住む流水域になっています。ゲンジ蛍の幼虫は清流に住む、これらの水中生物を餌としていますので、飲み水に出来る程の澄んだ流れを保つことが蛍の生息に大きな関わりを持っているのです。

ホタル祭り
時間: 55秒
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毎年6月下旬頃、ホタルの森公園で行われるホタル祭りでは夜空にランプする美しい蛍を鑑賞出来ます。幻想的な風景は、村の夏の風物詩となっています。村ではゲンジ蛍を村の文化財に指定して蛍条例を制定し、保護しています。また、蛍のピカリンは蛍の里のマスコットになっています。村民により結束された蛍の里を守る会では、その生態観察を通して水辺の環境づくりをしています。
豊かな自然
時間: 28秒
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豊かな自然はイトヨや蛍だけではありません。村の木であり、人々の心のより所でもある美しいけやきの木。そして、春の訪れの頃には村の鳥、カッコウがその美しい声を響かせて、豊かな自然の素晴らしさをたたえてくれます。
大待宵草
時間: 26秒
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そして、阿賀川の河原を可憐に彩る村の花、大待宵草。ここで詩人竹久夢二がその美しさに心を動かされ、即興で歌い上げたのがあの名曲の宵待草です。

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北会津村の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。