勝常寺に生きる仏たち〜米と文化の里・湯川村〜(1/5)

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東北で初めて国宝に指定
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福島県河沼郡湯川村。会津平野のほぼ中央に位置し、北東に秀峰磐梯山を望み、湯川の清流に恵まれた美しい田園の町です。米と文化の里、湯川村には、平安時代に徳一上人によって開かれたといわれている勝常寺があります。勝常寺には十二体の仏像が、創建以来残されており、当時の仏像がこれほどまとまって残されている例は、全国的に見ても非常に貴重なものです。平成8年6月に、勝常寺薬師堂の本尊である、薬師如来とその脇士である日光月光両菩薩が、仏像としては東北で初めて国宝に指定されました。
灌漑
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湯川村は福島県を代表する銘柄米、コシヒカリの特産地です。村には山がなく、標高180メートルの広大な田園地帯が広がります。福島県内で全く山のない市町村は、ここ湯川村と、北会津村の2カ所だけなんです。村の75パーセントが田園地帯。その90パーセントで米が作られているという、典型的な稲作中心の農村です。美味しいお米のとれる条件、それはこの水です。湯川村のお米は単位あたりの収穫量が県内1、2位を誇ります。さらに福島県を始め、県外でも美味しいお米として高い支持を得ています。しかしこの米作り、数々の苦労がありました。この地区は江戸時代から、かなり水には困っていたようですね。こちらの記念碑は、今から140年前、灌漑用水を引いてきた先人たちの苦労を感謝して造られた物です。底まではっきりと見える綺麗な水です。 あ、ここにもありました。こうした洗い場、各家庭についているんです。こちらにはたわしが置いてありますので、野菜などを洗っているんでしょうね。こうして、生活用水としても使われています。
湯川村
時間: 1分29秒
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湯川村は西を阿賀川、北を日端川が流れ、肥沃な土地が広がっています。東部は磐越西線と国道121号線、南部を国道49号線、さらに磐越自動車道会津若松インターチェンジが近くにあり、交通体系も非常に発達している村です。施設面の整備も整っており、心を育み人をつくるをテーマにした、多目的ホール、ユースピアゆがわが完成しました。中には調理実習室や研修室、多目的ホールなどがあり、村民の様々な活動の場として提供されています。その他に合宿の場としても利用される体育館、高齢者の憩いの場として広く利用されている高齢者コミュニティーセンター、公民館、保健センター、テニスコート、野球場などが整備されています。

生涯学習
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湯川村ではかなり積極的に生涯学習に力をいているようですね。はい、えー、湯川村では、生涯福祉については、一人一学習、一人一スポーツ、えー、またあの、一ボランティアということで生涯福祉を進めておりますが、えー、湯川村は前から、あのーそういった生涯学習、まぁ、自ら学ぶって方が非常に多くおります。具体的にはどの様な物があるんでしょうか。えー、一つとしては、あのー、湯川村も高齢化進んでますが、その中で、えー高齢者の生きがい作りの一つとして、えー、湯川大学、これは65歳以上の方を対象に実施しております。女性のサークルも非常に多くありまして、ま、成人講座っていうことで、あの、若い、ま、4、えー30、40代の方を対象にした活動とか、またあの、婦人学級っていうことで、えー50代ですか、そういういった方々を対象にした学習とか、色々な学習に取り組んでおりますが、その中でも、あのーえー、ま、色々な教室、例えばパッチワーク教室とか、あー、フラワーデザイン教室とか、そういったあの、色々な教室も行っております。またあの、子どもを対象にした、ふるさと教室とか、それからあの、中学生を対象にして、中学生の自然体験学習、今年はあの、ハナワ町にあります、オノダ自然塾で、えー、三泊四日の日程で自然体験学習などもやっております。そうしますと、子どもからお年寄りまでが楽しく学べるようになっているんですね。そうですね、え。あのー、本当にあのー、村民が一人、何かその学習できるような、そういった取り組みをしております。
特産米
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清らかな水の流れと、広大で肥沃な土地を持つ湯川村は、県内を代表する銘柄米、コシヒカリの特産地です。湯川村では米の品質の統一化を図ると共に生産性の向上を目指して、平成8年9月にカントリーエレベーターを作りました。最新の設備が導入され、新時代の農業経営戦略ステーションとして期待を集めています。また、堆肥センターの建設により、有機農法の基礎作りが進められ、良質で安全な米作り、そして、自然と調和した米作りが行われています。さらに、産地直送事業により、会津湯川米として、この安全で美味しいお米が直接消費者に送られるようになりました。また、関東方面でも、スーパーなどで会津湯川米が並べられるようになりました。湯川村では、最近地域振興作物として、アルストロメリアや二輪菊など、花の栽培も盛んになってきました。さらに、湯川牛の飼育も積極的に進められていて、コシヒカリと共に村の特産品となっています。
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春、桜咲く勝常寺の境内に太鼓の音が響きます。毎年田植えの前に行われている念佛踊り。その年の安全と豊作を祈願し、奉納される踊りです。

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掲載情報の著作権は湯川村に帰属します。
湯川村の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。