勝常寺に生きる仏たち〜米と文化の里・湯川村〜(5/5)

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虚空蔵菩薩
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虚空蔵菩薩立像。一木作りの像で、この像も顔面に後世の手が加わり、多少見劣りしますが、体全体は他の像に劣るものではないでしょう。いつの時代からか、虚空蔵菩薩像と呼ばれていますが、本来の形は天部と呼ばれる像でした。古い記録によると、弁財天像と呼ばれた時代もあったそうです。
東北の新しい将来を開く
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こういう立派な仏像が国宝に指定されるということですから、これは言ってみれば東北型の心と形とが、ここで新しく日本文化の中で、ま、きっちりと、ま、難しい言葉を言うなら、市民権を与えられて、対等の位置を与えられるようになったと。東北に新しい将来を開くような事になるのではないかと、そんな風に思いますね、はい。
村長の話し
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勝常寺の重要文化財であります12体の仏像のうち、薬師三尊が今回国宝に指定されたということは、非常に嬉しいことでありますし、村としてこんな誇りに思うことはないわけでございます。えー、国宝の指定をいただくまでには、えー、文化財保護審議会の先生方、文化庁の先生方には大変お世話になったわけでありまして、非常にありがたく思っておる次第でございます。えー、ま、あの仏像を参拝された方はよくおわかりと思いますけど、あの仏像の、その値打ちといいますか、えー、雄雄しく非常に迫力のある仏様でありまして、えー、参拝を重ねるたびに、えー、もう、その仏様のありがたみがよく分かると思います。えーそういう立派な仏像が、あー1200年も前からあのお寺にあるわけでありまして、考えてみますと、本当不思議なような気持ちさえするわけでございます。で、どうしてああいう立派な仏像ができたかと言うことでございますけれども、えー、ま、徳一大使が勝常寺を開かれまして、えー、その後、仏像ができたわけでありますけれども、やはりなんと申しましても、徳一大使という立派な方がおられまして、えー、その方が、あー、その制作に関わりを持っておられたことは間違いないと思うんですが、その方がおられたからではないかという風に思っております。えー、これだけの仏像がお寺にあるわけでありますから、これから長い間守っていかなければなりません。えー、住職様と共に、村民の方々と共に、一緒にこの偉大な文化財を守っていきたいと思っております。

次の世代へ
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会津平野のほぼ中央に位置する湯川村は、平安の時代からまさしく会津文化の中心であり、会津の人々と共に生き続けてきた仏像たちは、会津のみならず、私達の文化の象徴そのものといえるでしょう。私達はこの大切な遺産を、次の世代へと伝えていかなければなりません。永遠に、いつまでも。

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湯川村の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。