只見の漁と鮨(1/6)

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ナレ鮨の習俗
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福島県南会津郡この地域では、川魚を炊いたご飯とともに漬け込むナレ鮨の習俗が伝えられています。暑い夏が過ぎるとご飯が発酵し独特な食べ物になるのです。昔から長期の保存が効き正月のごちそうととしても地域の食卓を賑してきました
只見の漁と鮨
時間: 49秒
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「鮨なんかは、ほとんどなどこの家でも漬け込んでいた 今の刺身と同じくらいだったんだよ。今の鯛のかわりぐらいだね 漬けない家はなかったぐらいだね。なにしろ冬季間の祝言とかやらいぎょう、そういった時に鮨を使わないことはほとんどなかった」
春のアカハラの産卵
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春雪解けの季節、川は雪解けの水を集めて流れます。この時期腹を産卵色の赤に染めたハヤが上ってきます。その色からアカハラともいわれるこの魚は川の中で産卵場所を探します。泥の溜まらないきれいな小石が並ぶ場所が好みだというのですが、少しでも気に入らなければハヤは卵を産まずにどこかに去ってしまうのです。

投網でのアカハラの漁
時間: 41秒
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只見町小川地区、ここに住む増田喜一さんは長年アカハラの漁を行っています。アカハラの漁は投網によって行われます。産卵にきたアカハラを投網によって捕らえるのです。投げた網をゆっくり引き上げていきます。「多い時で200匹ぐらい捕れます。これぐらいで100匹ぐらいいます。」
アカハラの仕分け
時間: 40秒
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引き上げられたアカハラは大きさによって分けられます。「やっぱりあんまり大きいのは、嫌がる人、小さいのほしい人がいる。本当は三段階に分ける。大したかわりはないが人によって色々だから大きいのがいいと言う人もいるし小さいのが食べやすいと言う人もいます。大きさよって鮨の出来あったときは違いがあるのですか。」
セヨノバ作り(ハマゴ洗浄・整頓)
時間: 47秒
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人々はハヤが産卵のために集まるようにした場所をセノヨバ・セノヨボリまたはマセバと呼んでいます。まず川の中の適当な場所を決めその川底の石を洗い、並べ替えます。ハヤが好むような場所にするためです。砂や泥のたまる川底はハヤが嫌うのだそうです。流れがよどみやすい所ではだめなのです。人々はこの川底の石をハマゴと呼んでいます。ハマゴの大きさを揃えきれいに洗い並べることがセヨノバ作りの作業の中心となります。

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只見町の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。