奥会津只見の昔話 ざっと昔あったど(7/30)

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ハギの橋(5)
時間: 45秒
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「しょうがなく姉はおそるおそる渡りはじめました。そうしたら真ん中ぐらいまできたらグラグラ煮えきっているお湯の中に姉のことを落としてしまいました。それを見ていた妹は怖くなってしまった。姉は焼け死んでしまった。今度は妹が渡りなさいとママハハがいいました。妹は私はいやです、姉のようになるのはいやですといいましたが、妹は小さいからきちんと橋おさえておくから大丈夫だ渡ってみなさい」
ハギの橋(6)
時間: 41秒
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「いくらいやだといっても聞いてもらえず渡らせられた。そうしたら、おさえているから大丈夫だろといって、真ん中あたりにきたらまたハギの橋ゆらして妹のことも煮えているお湯に落としてしまいました。そして二人とも煮えているお湯に落とされて死んでしまった。ママハハはその後一人は流しの井戸端のそばに埋めて、もう一人は飼葉桶の下に埋めました。」
ハギの橋(7)
時間: 40秒
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「そして知らないふりをして、春になって父親が出稼ぎから戻ってきました。お土産約束していた子供たちのお土産たくさん背負って帰ってきたなら子供たちがいない。どこにいった、そうしたらママハハはその辺に二人で遊びにいったんだろうと知らないふりをしていました。待っててもなかなか帰ってこないそのうちに鳥がきて泣きはじめました。」

ハギの橋(8)
時間: 42秒
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「耳をすまして聞いてみると、めいどのお母さんいたのならハギの橋など渡らせない、すくえないもので水もくませない、ホーホケキョ。なにか変なこと鳴くな、そうしたら今度たくさん飛んできて飼葉桶の前にきて、めいどのお母さんいたのならハギの橋など渡らせない、すくえないもので水もくませない、ホーホケキョ。なんだかおかしいと思って飼葉桶のそばをほってみたのです。」
ハギの橋(9)
時間: 32秒
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「そうしたらかわいい娘が死んでそこに埋まっていました。おかしいと思いさっき鳴いていた井戸端のところもほってみた、そこにももう一人埋まっていました。そうしたらお父さんは怒って、ママハハのことといつめてみたら、本当のことを話したので怒ってママハハのこと追い出しました。ざっと昔栄えました。」
サルとカオスの化かし合い(1)
時間: 32秒
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「ざっと昔あったど、昔々小林の平石山のてっぺんにサルがすんでいました。それから小林のシタガラ、マキというドンスウ岩があってそこにはカオスがすんでいました。カオスは毎日魚をとってそしてドンスウ岩で食べていました。」

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