奥会津只見の昔話 ざっと昔あったど(6/30)

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サバ売り彦四郎(9)
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「そうしたらグウグウグウいびきが聞こえてきました。娘は天井にあげておいた彦四郎のこと起しにいきました。彦四郎はおりてきて、オニババ寝ている木のかろうどのふたきちんと閉めたら今度はキリモミでキリキリキリキリ穴を開けはじめた。あちこちに穴たくさん開けたらオニババは今夜はキリキリ虫がよく鳴く日だなと思い寝ていました。」
サバ売り彦四郎(10)
時間: 36秒
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「そうしたらそこへグラグラグラグラと熱く沸かしたお湯をその穴からあちこちに注ぎこんだから、オニババは、あちちちといって焼け死んでしまいました。そうして娘とサバ売り彦四郎はオニババがいなくなったので、娘の村に戻ってきて二人で仲良く暮らしました。ざっと昔栄えました。」
ハギの橋(1)
時間: 30秒
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「ざっと昔あったど、まだ幼い子供残して母親が亡くなってしまいました。男で一つでは幼すぎて育てられないし、しょうがないママハハもらうしかないと思って新しいお嫁さんをもらいました。父親がいるときはとても面倒みのよい親だと思っていました。」

ハギの橋(2)
時間: 31秒
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「出稼ぎに行かなくていけない、きちんとお母さんのいうこときちんと聞いて留守番しているんだよ。お土産たくさん買ってくるからな、お父さんは出稼ぎにでていきました。そうしたら今まで優しいと思っていたママハハが今度二人をいじめはじめました。色々な仕事はいいつけるし、ご飯はろくに食べさせてもらえない。」
ハギの橋(3)
時間: 42秒
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「ザルをあずけてこれで水くんでお風呂の水いっぱいにしなさいといいつけられた。寒いし冷たいしどれだけ水をくんでも水がたまらない。そして二人で泣いていたらお坊様が通りかかりました。なに泣いているんだいと聞いてきました。このザルでお風呂の水くめといわれたが、何度やってもお風呂の水はたまりません。二人で泣いていました、そうしたら私の衣の袖片方あげるからそれをザルにしいてそれで水をくみなさい。」
ハギの橋(4)
時間: 43秒
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「衣の袖とってつけたらそれで水をくんだらなんとかお風呂の水たまりました。よかったと安心してると、今度はお風呂に火をドンドンドン燃やして、そうしてハギの橋二本渡してママハハが、この上渡ってみろといい、先に姉の方を渡らせました。姉は怖いからやだなといいましたが、私がおさえているから大丈夫怖くないから渡ってみなさいとママハハがいいました。」

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