奥会津只見の昔話 ざっと昔あったど(9/30)

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狐の赤っ子産し(1)
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「昔あったけど、あるところに腕のいいお医者さんがいました。その日の仕事も終わってもう寝ようと思って戸を閉めて寝ていたら、夜中にドンドンドンと戸をたたく音がした。どうしたんだろういつものことだけど誰かなにかあったのかなと思って玄関をでてみたら、細長いとがったような顔をした男の人が立っていました。」
狐の赤っ子産し(2)
時間: 44秒
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「お医者様、お医者様、うちの妻のお産がはじまりました。夜分遅くにすいませんが家に来ていただけますかと頼みにきました。お医者さんは、いつものことだからしょうがない早く支度していかなければならないすぐに用意して行きます。男の人の後についていってテコテコテコテコ歩いていきました。そうしたら細い山道をドンドンドン歩いていって、さてどこまで行くのだろうこのようなところに道あっただろうかと思いながらお医者さんはついて行きました。そしてドンドンドンドン歩いていったならある場所に大きい家が建っていました。」
狐の赤っ子産し(3)
時間: 37秒
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「こんな家初めてだと驚いていると、男の人が、こんなところに立っていないで家の中に入ってください妻のお産がはじまります。お医者さんはおおいそぎで中に入っていきました。そうしたら立派な家で座敷も立派で、このような家みたときがないと思ってながめていました。男の人が、お医者様早くきてくださいこっちにきてください。行ってみると部屋にその男の人の妻がお腹を痛がって、うううーんとうなっていました。」

狐の赤っ子産し(4)
時間: 39秒
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「これは大変だ子供が生まれるぞ早くお湯をわかせとお医者さんはいいました。そしてタライにお湯をいれて準備しました。もう少しです頑張ってくださいといって赤ん坊の足を引張ったら、ウギャウギャウギャウギャと生まれてきました。ほら生まれてきたよほら湯をかけてあげなさい。タライで湯をかけてあげて、よかったといっていたらうーんと男の人の妻はお腹を痛くしはじめました。あらあら双子ですね。またお腹をさすってあげたら、オギャオギャとまた生まれてきました。」
狐の赤っ子産し(5)
時間: 39秒
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「双子だ、双子だ、おめでたい、おめでたい、早くお湯にいれてあげなさい。そしてお湯にいれてきれいにして、いや驚いた今日は忙しい一日だ、双子だったしよかったねといっているとまた、お腹痛いといいはじめました。また子供生むのかいなどいいながら妻のお腹をさすりました。もっとお湯をわかしてください、また子供生まれそうです。それは大変だ。そしてまた子供が生まれてきました。三つ子だ、三つ子だ、三人目の子供をお湯につかせてきれいにしてあげ家の人も喜んでいました。これでもう生まれてこないだろうと思っていたら」
狐の赤っ子産し(6)
時間: 36秒
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「またお腹痛いとまたいいはじめました。今時四つ子なんて見たときも聞いたときもないそれは大変だ、早くお湯をわかしてください。またウギャウギャと生まれました。その子供抱きかかえてもう終わりだと思っていたらまた生まれて、五つ子が生まれました。お医者さんは驚いきました。子供はこっちで泣くし、五人も子供が生まれたから男の人も妻もみんな大喜びで、よかった、よかった。」

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