奥会津只見の昔話 ざっと昔あったど(10/30)

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狐の赤っ子産し(7)
時間: 41秒
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「いやいや、驚いた五つ子生まれるなんていまだかつて見たときがないと大汗ふいていたら、お医者様ありがとうございましたこちらにきて休んでくださいといわれそして座敷にとおされていってみたら、炊き立てのご飯、鯛の塩焼き、コブ巻き、ぜんまいなど山ほどごちそうがありました。そしてお医者様お酒を飲んでくださいといわれ、飲んだり食べたりしてとてもよい気分になりました。いやーこんなごちそう食べたの久しぶりですと喜んでごちそうになりました。」
狐の赤っ子産し(8)
時間: 42秒
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「お医者様ありがとうございました。五つ子元気に生まれてよかったとバックからだしてこれ持っていってくださいとお金をだしました。それはすいませんといいながらこうやってポケットにいれてお医者さんはそれを持って家に帰っていきました。いやー今日はごちそうたくさん食べたし、五つ子も生まれたし、とてもいい日だったなと酔払って寝てしまいました。朝起きて、いやー昨日はもうかったなさてお金どれくらいもらったか数えてみよう。袋のなかこうやって開けてみたらあららら、葉っぱだけ。」
狐の赤っ子産し(9)
時間: 30秒
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「あらららら、きつねにだまされた、いやいやそうすると昨晩のごちそうは馬のふんか牛のふんだ、あーいやだそうするとお酒は牛の小便かと思ったら気持ち悪くなり裏のおほり場で、うぇうぇうぇとはいていました手など突っこんではいていました。そうしたら隣で宿屋をやっている主人がきて、医者殿、医者殿、なにしてるんですかと聞いてきました。」

狐の赤っ子産し(10)
時間: 38秒
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「いやなんだか腹が気持ち悪くて今はいていたところだよ。いやお医者様不思議なことがありました、振舞うことやっていたら振舞うことにだすごちそうが一つもなくなってしまいました。不思議なことはあるんだなと宿屋の主人はいいました。そうするとお医者さんはあのごちそうは本物だったんだ、あーよかったと胸をなでおろしてホッとしました。これでいっちょ栄えました。」
狐岩(1)
時間: 35秒
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「ざっと昔あったどさ、昔々自分の村の端っこに大きな岩があってその岩のことを村の人たちは狐岩と呼んでいました。狐岩には津路際に大きな穴があってその穴は人一人が寝起きができるくらいの大きさの岩だった。その岩に一匹のきつねがすんでいました。」
狐岩(2)
時間: 38秒
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「きつねは春になると一匹の子供を生んでかわいがって育てていました。村の人たちはきつねを思いやってきつねの好きな小豆ご飯や油揚げ、ニシン漬けなど持っていきました。そのきつねはその恩を忘れず、ヤマトリの村の人は決してだましませんでした。いっちょ栄えた。」

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