八雲神社の「神輿渡御祭」と鉾衝神社の「太鼓獅子」〜福島県 岩瀬郡長沼町〜(1/8)

[目次] [次]
長沼町
時間: 1分16秒
mpeg1
real
4.4MB
mpeg1
12.4MB
mpeg2
57.2MB
福島県長沼町。東北地方の小さな町に、伝統ある二つの祭りがあります。どちらにも獅子舞が付き、一つは「だし振り」と呼ばれ、子どもが軍配を持って獅子を操ります。もう一方は山車の子どもが大太鼓を曲打ちします。これらの獅子舞が、祭りの大きな特徴になっています。この記録は、福島県長沼町に伝わる二つの祭りを、長く伝承し、後世に残すためのものです。
八雲神社の「神輿渡御祭」
時間: 1分53秒
mpeg1
real
6.6MB
mpeg1
18.4MB
mpeg2
85.1MB
平成13年7月14日、午後1時、福島県長沼町の下木之崎集会所から、八雲神社、神輿渡御祭の行列が、八カ所の舞場を回るために出発しました。行列の先頭は、地区の青年が持つ長い竹竿の御神灯。大幣は神社総代が持ちます。猿田彦の役は通称天狗様と親しみを込めて呼ばれる、天狗の出で立ちをしています。続いて、青年が演じる獅子とだし振りの子供達。その後には、小学校の低学年が小太鼓を、高学年が大太鼓を打つ山車と、笛吹の人たちが列び、囃子を奏でます。行列の最後に厄払いとして、地区の厄年の男性が、ご神体の入らない神輿を担いで回ります。
だし振り
時間: 26秒
mpeg1
real
1.6MB
mpeg1
4.3MB
mpeg2
19.9MB
行列の中で注目を集めるのが、桜の木に色紙で作った桜の花の飾りと提灯をつけた山車と、獅子と向かい合いながら演じる、だし振りと呼ばれる子供達です。

厄年の男性達が担ぐ
時間: 24秒
mpeg1
real
1.4MB
mpeg1
4.0MB
mpeg2
18.2MB
この祭りの特徴は、獅子と山車に導かれた神輿を、厄年の男性達が担ぎ、地区内に決められた舞場を回ることにあります。
舞場
時間: 1分00秒
mpeg1
real
3.5MB
mpeg1
9.9MB
mpeg2
45.5MB
舞場では、だし振りと獅子の舞が行われます。これは、雄壮な獅子を子供達がだし振りに扮してあやし、地域の疫病を払う姿を表現しています。この舞を楽しみに、人々が集まってきます。だし振りを演じる子供達は、元々、木之崎地区の7歳から15歳までの男子と決められています。顔には白粉(おしろい)の化粧をし、衣装も女の子が着るような華やかな振り袖で、勇ましい動きの獅子を、手にした軍配で操りながら進みます。
木之崎地区
時間: 29秒
mpeg1
real
1.7MB
mpeg1
4.8MB
mpeg2
22.1MB
福島県長沼町の入り口にあたる、木之崎地区。五つの集落から成るこの地区に、鎮守様として奉られているのが、八雲神社です。地区の人々は、天王様と呼び、親しんでいます。

もどる

掲載情報の著作権は長沼町立歴史民俗資料館、(財)地域創造に帰属します。
長沼町立歴史民俗資料館、(財)地域創造の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。