アクアマリンふくしま海を通して「人と地球の未来」を考える(1/4)

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人と地球の未来を考える
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福島県いわき市。太平洋に面したこの地域は、縄文時代から海と深い関わりを持っていました。まき網漁業や遠洋漁業の基地として栄えた小名浜港は、現在でも国内で有数の水揚げ高を誇る漁港です。その一方で、コンテナ定期航路を開設した国際貿易港でもあり、港の近くには小名浜臨海工業団地が整備されています。漁業はもちろんのこと、私たちは様々な形で海を利用してきました。その海を通して人と地球の未来を考えること、これを基本理念として、アクアマリンふくしまは誕生しました。
アクアマリンふくしま
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アクアマリンふくしまは、福島県いわき市小名浜港の2号埠頭に2000年の夏にオープンしました。4階建の建物は全体がガラスで覆われた斬新なデザイン。自然の光がふんだんに差し込むつくりになっています。展示水槽の数は約70で、水量はおよそ4000トン。植物も含めて、一千種ほどの生物がこの館内で生活しています。また、海洋文化、科学館的機能を担うゾーンも設けられていて、体験しながら海の不思議を学ぶことが出来ます。アクアマリンふくしまは、施設全体を通し、海洋の持続可能な利用のあり方を訴える、新しいタイプの海洋アミュージアムです。さぁ、それでは、各ゾーンごとに本館の特徴を紹介していきましょう。
シーラカンスの化石
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一階部分は海、生命の進化。海の中で38億年前に誕生した生命。ここでは古生代の水の中で展開した進化と絶滅の歴史を、化石や、進化の生き証人である生きた化石で紹介しています。展示されてある化石は魚類が中心です。中でもシーラカンスの化石は、各時代のものを収集しています。

ふくしま川と沿岸
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ここから一気にエスカレーターで最上階、4階へと上っていきます。ここは、自然の光が十分に取り入れられる空間の下、福島県の豊かな自然を表現しています。川の上流から太平洋に注ぎ込む加工までの様々な水辺と、変化に富む沿岸部の生き物を展示しています。どの水槽も限られた空間の中で日本庭園の手法を駆使し、理想の自然を追求しています。植物についても現地調査を十分行い、地域の自然を反映したものになってます。また、水辺に生息する陸上生物の展示も併せて行う予定です。自然光が十分取り入れられることで海藻類も水槽の中で良好に育っています。
潮目の海
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福島の川と沿岸を経てたどり着く、ふくしまの海のテーマは潮目です。福島県の沖合いには、黒潮と親潮の二つの大きな海流の出会う潮目があり、豊かな漁場となっています。アクアマリンふくしまでは、この潮目の海を展示のテーマとしています。ここは、潮目の海を象徴する大水槽の最上部です。潮目の海の物語がここから始まります。
北の海の海獣
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3階のフロアーでは、福島県の沖合いで出会う二つの海流の源流の生き物や、自然が展示されています。親潮の源流はオホーツク海です。ここでは、その海域に生息する海獣たちと特徴ある生き物を展示してます。

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掲載情報の著作権はふくしま海洋科学館に帰属します。
ふくしま海洋科学館の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。