アクアマリンふくしま海を通して「人と地球の未来」を考える(3/4)

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太陽光
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そして、この潮目の大水槽にも自然の光がさんさんと降り注いでいます。自然光が差し込むことによって、ありのままのサカナの色を見ることが出来ます。海藻類が展示できるのも太陽光のおかげですが、一方でアクリル面に藻が増え易く、アクアマリンふくしまでは、毎日水槽の清掃を行っています。展示されている魚たちはすべてが職員の手で採集、輸送されたものです。
搬送
時間: 40秒
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カツオやマグロは搬送がし易いように、40センチ程度のサイズのものを開館の前の年から鹿児島県奄美大島で採集、蓄養してきました。魚の体に傷がつかないよう、一尾一尾さおで吊り上げ、針を外すときも魚の体に触れずに済むよう工夫しています。こうして採集したカツオやマグロは、海上生け簀で餌付けをして、半年間蓄養してからアクアマリンふくしまに運ばれてきました。
大型活魚運搬車
時間: 28秒
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搬送にはこのトラックが使われました。水槽の水量は9.2トン。内側はオレンジ色で格子の模様が描かれています。これは生け簀の網目を模したもので、魚が壁に衝突するのを防止するのが目的です。実際、2千キロに及ぶの搬送の間、カツオやマグロが水槽内で壁面に衝突することはほとんどありませんでした。

搬入
時間: 28秒
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トラックから水槽への搬入は、この6トン水槽を使って行われました。リフトを使用しての搬入は、一回に10分程度かかります。大水槽の中で6トン水槽を傾けると、魚たちは自然に水槽の中へ泳ぎ出していきます。取り上げのために魚に触れる回数が少なく、大変合理的な方法です。
ふくしまの海
時間: 29秒
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三角形の潮目のトンネルを抜けると、そこは潮目の海。つまり、いわき沖の海の水産上重要な魚たちのコーナーです。中でも、この秋刀魚は、アクアマリンふくしまが世界で初めて展示に成功したものです。福島県の秋刀魚の漁獲高は、常に全国でも上位にランクされ、県民にとって大変なじみのある魚です。
秋刀魚の人工繁殖
時間: 58秒
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アクアマリンふくしまでは、この秋刀魚の人工繁殖に5年越しで取り組んできました。秋刀魚は一年で死んでしまうため、年間を通しての展示には卵からの飼育が必要でした。秋刀魚は、春から夏にかけて流れ藻に卵を産みます。潮目に沿って流れてくる海草を調査して、秋刀魚の卵を採集。そして飼育を行ってきました。秋刀魚は光や音などの外からの刺激に敏感なため、飼育は困難を極めました。水槽の内側の色を黒くし、刺激を与えないような照明や水流、餌などについての研究に3年を費やしました。

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掲載情報の著作権はふくしま海洋科学館に帰属します。
ふくしま海洋科学館の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。