キハダ・2000キロの旅!!〜南の海から水族館へ〜 (1/2)

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どのようにして
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みなさん、この黒潮水槽を泳いでいるキハダが何処から来たか知っていますか。キハダは、世界中の暖かい海を回遊するサバ科の魚です。金色に輝く、長く伸びたひれが特徴で、成長すると全長2メートルにもなります。これから、このキハダをどのようにして採集し、どのようにしてこの水族館に運んできたのか、その様子を紹介しましょう。
奄美大島
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ここは、鹿児島県奄美大島です。奄美大島は鹿児島県の南西に位置し、冬でも温暖な気候に恵まれています。この海の浅瀬には珊瑚礁が広がり、色とりどりの魚を見ることが出来ます。
古仁屋
時間: 30秒
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ここでは、目の前の加計呂麻島が天然の防波堤となり、マグロをはじめとした様々な魚の養殖が盛んに行われています。アクアマリンふくしまでは、黒潮やその源流域に住む生物の採集、蓄養の拠点をここ奄美大島に置いています。

古仁屋港
時間: 20秒
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さあ、キハダの採集に出かけましょう。外はまだ真っ暗。港を出て2時間かけ、船はキハダの集まる漁場に向かいます。
パヤオ
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沖にはパヤオと呼ばれる人口の浮き魚礁があり、この周りは最高の漁場となっています。パヤオの近くに着くと、まず寄せ餌となるキビナゴを撒き、キハダを集めます。どうやらキハダが集まってきたようですね。採集には擬餌針を付けた竿を使います。それで一気に釣り上げるのです。かつおの一本釣りと一緒ですね。キハダは次々と針に掛かってきます。釣ったキハダはすぐに船の生け簀に収容します。この作業には素早さとキハダの体に傷をつけない細心の注意が必要となります。
生簀に収容
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このようにして、一日10尾前後のキハダを採取し、養殖生け簀に収容します。養殖生け簀では、採集のときに負った傷の回復を図りながら人の与える餌を食べるように餌付けをします。そして、水族館に旅立つ日を待つのです。

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