第37回原町市民俗芸能発表会(1/2)

[目次] [次]
オープニング
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本日この第37回原町市民俗芸能発表会、ご案内を務めさせていただきます、ムラカミケイコでございます。どうぞよろしくお付き合いくださいませ。
開会の言葉
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それでは第37回原町市民俗芸能発表会開会に当たりまして、開会の言葉を原町市教育委員会教育長でございます、スズキキヨミより申し上げます。今日は、多くの民俗芸能に興味を持たれている皆さんにこのように多数お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。それでは、第37回原町市民俗芸能発表会をこれから始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
主催者挨拶
時間: 3分45秒
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主催者を代表いたしまして、原町市長でございます鈴木寛林よりご挨拶を申し上げます。資料等にもございますように、この芸能発表会というのは、私は昭和41年に、だんだん時代の変遷とともに、地域の民俗芸能というのが、廃れていくと言ってよろしいんでしょうか、そういうことを危惧しまして、原町市が立ち上げました。その後、多くの方々のご賛同を得ながら、37回を数えるわけでございます。民俗芸能、これは、ただ単なる、芸能というだけでなくして、我々の先人が、生活の生業そのものを、それを芸にし、あるいはそれを生きがいとして、この地域の、或いは文化を、或いは経済を支えてきた方々が残してくれた、大変な貴重な遺産でございます。それは当然、我々今日生きる者として、これを伝承、発展することも、我々の使命であろお、このように思っております。で、このことにつきましては、今日も高校生の参加も、あるようでございまして、或いは平商業さん、或いは小高商業さん、そして地元の相馬農高の芸能がここで発表される、只今申し上げましたように、民俗の文化ということになりますと、この地域の生活の生業を歌いあげたことを申し上げましたが、これを伝承する若い高校生の諸君が、これに賛同いたされまして、今大会に参加していただけるということは、まだまだ若い方々に継承する能力があると、このように思っております。今、経済社会が非常に厳しい、そういう中にあっても、我々はひとつ、次の世界の先人となるわけでございますから、その意味においても、しっかりとこれを伝承しながら、日本の民俗文化というものを継承していく、そういうふうにあろうと思っております。どうぞ、本日ご参会の皆様方にも、最後まで、ぜひとも熱烈なご支援、そしてご賛同等あれば、このように考えるものでございます。どうぞ皆様、今日は一日ゆっくりとこの民俗芸能を堪能お願いしたい、このように申し上げまして、私のご挨拶にしたいと思います。誠にありがとうございました。主催者を代表いたしまして、原町市長でございます鈴木寛林よりご挨拶を申し上げました。さて、第37回原町市民俗芸能発表会の演目に入ります前に、会場の皆様に。

桜井町の神楽舞
時間: 18分41秒
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桜井町の神楽舞です。ここで桜井町の神楽舞について少しご紹介させていただきましょう。この神楽舞は文明年間と言いますから、今から530年以上前になります。この時代に神楽神人である手戸氏が小島田村に伝授したことが始まりと言われています。その後、元禄年間に、泉、長野、そして上渋佐、これが現在の原町市にありますが、ここに伝えられたということでございます。桜井神楽は大正8年、上渋佐照崎神社の神楽舞を青年会に伝授し、桜井地区の三島、瀧尾両神社に奉納されました。昭和39年頃から離農者が相次ぎまして、伝承が困難になっていましたが、昭和52年に若者たちが桜井神楽保存会を発足いたしまして、それが現在に受け継がれています。保存会の現在の構成メンバーは9名から成っておりますが、高齢化をいたしまして、継承者の育成に苦慮しているとのことでございます。今回の出演は保存会結成時の出演以来23年ぶりとなります。舞台のお祓いを込めまして、桜井神楽保存会の皆様によります、桜井町の神楽舞。どうぞご覧ください。本日は■■でご覧いただきました。23年ぶりのご出演は、桜井神楽保存会の皆様でございました。皆様、本当にありがとうございました。第37回原町市民俗芸能発表会桜井町の神楽舞をご覧いただきました。
馬場の道化万歳
時間: 28分09秒
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さて、馬場の道化万歳をご覧いただきます。この馬場の道化万歳は、平成7年5月1日に原町市指定文化財を受けております。古くは馬場の獅子神楽の余興といたしまして、万歳、鳥刺し踊り、鬼踊り、茶屋建踊り、おいとこ、田植踊り、大黒舞が踊られていました。俗にこれらを神楽七芸といいます。正月や鎮守の祭りなどに、神楽が家々を回って悪魔払いや火伏せ雨乞いを祈願し舞歩きました。そのとき、肝入、これは村役ですね、そうした宿への御礼として、また直会等で余興として万歳、鬼踊り、茶屋建踊り、鳥刺し踊り、等が踊られ、庶民の信仰の中に生きづき、民俗行事として繰り返し伝承されてきました。明治以降は、村の若者によって引き継がれ、戦後一時中断してはおりましたが、芸能保存会が結成されて、保存伝承が図られています。今回出演する道化万歳は、平成3年に復活されたものでございます。現在のメンバーの主な方々は、青年団を退団した年齢の方々でございまして、また地区の家々から1名が協力員となり、保存会への協力体制を取って、地域ぐるみでの民俗芸能の保存、伝承に協力されています。神楽七芸のうちのひとつでございます、馬場の道化万歳をこれからご覧いただきます。12年ぶりの出演ということでございましたが、原町市指定文化財を受けております。馬場民俗芸能保存会の皆さんで、馬場の道化万歳でございました。大変に軽妙な掛け合いで会場の皆様にも楽しくお笑いいただけたようでございます。ここで会場の皆様へのお願いでございます。
押釜の獅子神楽
時間: 26分25秒
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押釜神楽の縁起につきましては確かな文章記録は現存してはおりませんが、獅子神楽の頭に記載されている年号を見ますと、文化8年の正月塗替えとありますから、今から190年以上前に奉納されたものと思われます。天明の大飢饉の後に、大変に衰退したこの地域に移民の導入が図られました。これを契機にいたしまして、村の復興気運が盛り上がって、この神楽が奉納され、以来この精神を守り続け伝承されてきました。昭和63年になりまして、現在青森県の八戸市に在住していらっしゃいます押釜出身の方によりまして、獅子頭などの物が寄贈されました。平成元年の4月20日にこれらの奉納子といたしまして、獅子頭の入魂式、そして御払を実施いたし、後世に伝えるものとしました。この舞が今日まで現存伝承されてきたことは、先人の苦労と努力の賜でもあり、特にその伝承の母体となったのが押釜青年団であり、地元の方々に感謝するとともに将来への後継者の育成に努力して行かなければと考えているそうでございます。現在のメンバー構成ですが、20代から30代の14名からなっております。なお押釜の獅子神楽は民俗芸能発表会への出演は今回が初めてでございますが、そのきっかけは行政区長さんから、若い年齢層の出演があっても良いのでは、と勧められたことから決定したそうでございます。今までは、地区神社の正月および春の大祭に神社への奉納や依頼された家々で舞うことはございましたが、広く市民の皆様に披露することは今回が初めてでございます。なお、お神楽の頭でございますが、これは雄神楽でございまして、頭に金の玉がございます。これは取りも直さず、雄の象徴ということでございますが、非常に珍しい頭でございます。それでは押釜青年団の皆様によりまして、押釜の獅子神楽、ご覧いただきます、どうぞ。押釜青年団の皆様で、押釜の獅子神楽でございました。初出演ということもあったのでしょうか、大変な熱演をしていただきましてありがとうございました。

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