益田の神楽舞 |
時間:
21分12秒
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さて、続きまして、ご覧をいただきますのは、益田の神楽舞でございます。この神楽舞の神楽でございますが、今度は雌神楽でございます。由来、そして沿革などは、正確な伝承、記録がございませんので定かではないのですが、現在は鎮守八坂神社の夏の祭礼、宵祭りと本祭り、そして、正月の元旦に神社境内で御神楽の奉納が行われています。またこの日には、地区内全戸の悪魔払いの儀として、構造改善センターに地域住民が集いまして、神楽舞による厄払いが行われています。旧正月の習慣があった時代には、青年団が地域内を2日間かけて回り、全戸の悪魔払いを行いました。これらの行事は青年団において行われていましたが、平成11年の1月に青年団が解散したために、同年の5月23日に益田神楽保存会を設立し、保存伝承に努めています。今回の出演は、昭和56年に青年団が出演して以来、20年ぶりとのことでございます。 益田地区の全員が保存会の構成員であるために、ちょっと取りまとめが大変とのことで、今後再編して、神楽の保存に努めたいとのことでございます。本日の出演は12名の方、30代の方がお一方、40代の方がお一方で、あとの方は50代から70代の皆さんということでございます。活動につきましては、北海道の釧路市の隣に位置をしております、釧路町に益田出身で、当年95歳になる村田氏が在住しておりまして、1992年にはこの方のご縁をいただきまして、釧路町の神社に奉納したことがあるそうでございます。今年再度訪問し、神楽の奉納を計画しているとのことでございます。ちなみに釧路町では、保存会を組織し、益田神楽の保存伝承を図っているとのことでございます。こうしたことは大変に嬉しいことでございますね。さて、益田神楽保存会によります、益田の神楽舞、これからご覧いただきたいと思います。益田神楽保存会の皆さんによります、益田の神楽舞でございました。 皆様には第37回原町市民俗芸能発表会、楽しくご覧をいただいているかと思います。 |
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相馬野馬追剣舞 |
時間:
12分56秒
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出演する生徒さんたちはもちろんのこと、指導されているお師匠さん、そして顧問の先生方の民俗芸能保存継承に対する、並々ならぬ意欲を感じられます。そちらの方もどうぞお見逃しなくご覧くださいませ。それでは福島県立相馬農業高等学校、郷土芸能部野馬追剣舞部会、相馬野馬追剣舞、どうぞ。相馬野馬追剣舞は、福島県立相馬農業高等学校、郷土芸能部野馬追剣舞部会の皆様でございました。 |
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北萱浜の天狗舞 |
時間:
18分08秒
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ここでは天明の年間、1780年代でございますが、この5年間にわたる飢饉で大変に大きな痛手を受けました。藩の人口の3分の1まで減りました。そのために越後、越中、加賀、因幡など北陸地方から多くの移民を募りました。これからお目にかけます舞なんですが、嘉永元年、1848年に越後から萱浜に入植した人たちが、新たに50戸を創設いたしまして、入植いたしました際に、悪魔退散のために天狗舞を舞ったことに由来すると伝えられています。また、この天狗舞は昔の忍者の挙動を思わせるようなところがあり、当地方でも他に見られない珍しい舞です。一見獅子と天狗の喧嘩のように見えますが、天照大神と須佐之男命の争いを民芸風に作り上げたものであろうといわれています。この舞は戦時中一時中断いたしましたが、昭和21年に復活いたしました。 その後再び中断をいたしまして、昭和54年有志により復活され、現在に至っております。愛好会の構成は30数名からなっておりまして、20代、30代、40代がメンバーの中心でございます。今回の主役である天狗を演じる方は、23歳とのことでございます。この愛好会の悩みというのは、民俗芸能を保存、伝承するにあたりまして、備品が老朽化し、修理などの財源を捻出することに苦慮しているそうでございます。平成7年の5月1日に原町市の指定文化財を受けております。神楽は雌神楽でございます。そして特徴といたしましては、衣装が神楽舞の場合は通常、黒足袋でございますが、この天狗舞は白足袋でございます。そして本来、神楽は悪魔祓いをしてくれるものとして思われておりますが、ここでは天狗に退治される立場となっていることが大きな特徴となっております。それではお待たせいたしました。北萱浜神楽愛好会によります、北萱浜の天狗舞、どうぞ。北萱浜神楽愛好会の皆様によりました、北萱浜の天狗舞でございました。 |
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